希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

福島第一原発、広島原爆20個分の放射能を放出か

原子力安全・保安院の「やらせ指示」問題は、「想定内」の事件とは言え、その底知れぬ腐敗には改めて怒りを感じる。 保安院は解体するしかない。過去にさかのぼって関係者を厳罰に処し、徹底的に事実関係を確認させるべきだ。 さて、本日の和歌山英語教育研…

前期ゼミ終了、夏合宿計画へ

本日7月29日は大阪堺市の鳳中学校の先生たち約40人の研修会で、僕は「協同学習の原理と実践」と題して、お話ししてきました。 困難な条件の中で、よりよい学校作りのためにがんばっておられる先生たちと直接接するのはとても嬉しいことです。 講演終了後の先…

クリス・バズビー氏の論文「福島の破局的事故の健康影響」

Peace Philosophy Centreに、クリス・バズビー氏(ECRR)が3月30日に発表した注目すべき論文「福島の破局的事故の健康影響」の日本語訳(原著者の許諾を得た正規版)が掲載されました。(メルマガ金原No.453より)。 その戦慄すべき内容の一端を、同サイトか…

7.31第1回英語教育総合学会

7月31日(日)に大阪大学で第1回英語教育総合学会が開催されます。 これは、これまでの「英語教育総合研究会」(代表・成田一大阪大学大学院教授)が発展したものです。 ぜひお集まりください。 第1回英語教育総合学会 日時:7月31日(日)13:00-17:30 …

原発推進のための「世論操作マニュアル」

「原発推進用」世論対策マニュアル あるとは思っていたが、やはり出てきた。 政府や原発推進派が作った原発推進のための世論操作マニュアルである。 科学技術庁(当時)の後押しを受けて、20年ほど前に日本原子力文化振興財団が作成したもの。 現在は経済産…

自民党への個人献金、72%が電力業界から

これでまともなエネルギー政策が議論できるのか。 自民党は原発を推進してきた戦犯。 日本の子どもたちの未来を考えて原発に舵を切ったのではない。 個人名義による電力会社から巨額の政治献金を受け、利権の甘い汁を吸うために、また一部は核武装の準備のた…

松村幹男先生(広島大学名誉教授)ご逝去

悲しいお知らせを申し上げなくてはなりません。 日本英語教育史学会評議員で広島大学名誉教授の松村幹男先生が本日7月23日午前,お亡くなりになりました。 謹んでご冥福をお祈りいたします。 お通夜・ご葬儀については,次の通りです。 (神式で行われます)…

放射線専門家とかいう長瀧重信氏の妄言

本日、大学の最高意志決定機関である教育研究評議会で僕は「教養外国語(英語)の現状と課題」と題したプレゼンをしました。そのあと自由討論の時間があり、「原子力村の人々の道徳的退廃」についてスピーチしました。 そして、年間20ミリシーベルトという当…

『阪出譚話会報告』②(1886)

3連休はいかがでしたか? 僕は大修館書店の『英語教育』10月増刊号の原稿に追われ、文字通り缶詰状態でパソコンに向かっていました。(泣) 雑誌の7ページ分というのは、けっこうキツイのです。 昨日(20日)は大形台風の和歌山直撃で大学は休講。 「ヒマだ…

ゼミ通信 La La La 13号

ゼミ通信 La La La 第13号をお届けします。 担当の久保君に感謝です。 前回のゼミは3回生による模擬授業を一挙に3つ行いました。 9月の教育実習を前に、ぜひやりたいという希望を尊重してのことです。 それにしても、つくづく「授業」とは奥の深いものだと…

10万ヒットの御礼

2009年9月1日にスタートした本ブログ「希望の英語教育へ」も、本日100,000ヒットに達しました。 なでしこJAPANも世界制覇したことだし、めでたし、めでたし。 2年足らずの間に、こうして延べ10万人ものみなさんと直接交流できたことを心から嬉しく思います。…

『阪出譚話会報告』①(1885)

自由民権運動の高揚もピークを過ぎ、明治10年代後半は不平等条約改正をめざして「欧化主義」が高まる。 そんな1885(明治18)年、現在の香川県坂出市(当時は阿野郡坂出村)で住民有志が「阪出談話会」を設立した。一種の地域文化サークル活動と言えよう。 …

7月30日、和歌山英語教育研究会のお知らせ

2011年度 第2回 和歌山英語教育研究会のお知らせ 日時: 2011年7月30日(土) 14:00~16:40 場所: 和歌山大学教育学部講義棟 L105 →大学アクセス →キャンパスマップ 内容: 14:00 受付 14:20 発表 発表者: 西山淳子(にしやま あつこ)先生(和歌山大学教…

東京大学予備門の誕生(1877)

1877(明治10)年、東京開成学校などを母体に東京大学が設立される。 だが、まだ中学校や高等学校が整備されていなかった。 そこで、東京大学に入学する者への準備教育機関として東京大学予備門が発足する。 ある意味では、東大が入学者を確保するために自前…

和歌山県田辺市議会、脱原発決議を採択!

7月12日、和歌山県の田辺市議会は、「原発から再生可能エネルギーの推進へ政策転換を求める意見書」を採択しました。 →「和歌山de自然エネルギー」サイト 7月12日、田辺市議会において川崎五一議員(共産)から提出された下記の意見書が賛成多数で可決されまし…

9.10慶應大「学習英文法」シンポのご案内

【シンポジウムのご案内】 慶應義塾大学 グローバルCOE・PLT 英語教育シンポジウム 学習英文法 ~日本人の英語学習にふさわしい英文法の姿を探る~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 恒例になりました慶應義塾大学英語教育/言語教育シンポジ…

ゼミ通信 La La La 第12号

ゼミ通信 La La La 第12号をお届けします。 担当の森本くん、ありがとうございました。 前回のゼミは、4回生の梅本君の誕生日。 サプライズのミニ・パーティーが楽しかったですね。(^_^ さて、いよいよ前期も終わりに近づいてきました。 連日の猛暑、1週間…

文科省「外国語能力の向上に関する検討会」の動向

文部科学省の今後の英語教育政策をうらなう上で、" target=_blank>「外国語能力の向上に関する検討会」の動向は欠かせない。 「外国語能力の向上に関する検討会」の第1回会合は2010年11月18日に開かれた。 以来、月に1回のペースで開催。 6月30日には第8回…

祐本寿男著『元気に米寿 吾が英語教育人生に乾杯!』(文芸社)

敬愛する祐本寿男(すけもと・ひさお)先生が、このたび喜寿を迎えられ、3冊目の自分史『元気に米寿 吾が英語教育人生に乾杯!』(文芸社、本体1,100円)を刊行されました。 Amazonでの発売日は8月1日のようですが、祐本先生から御恵贈いただきましたので、…

明治6年の英語学習記録

文明開化が国是となり、西洋文明が一気に流入してきた明治初期。 そのころの英語学習はどんな姿だったのだろうか。 その一端を示す史料をこのほど入手した。 第一益所日暦 といい、文庫本ほどのサイズの寫本14 丁。 2533(1873)明治6 年8 月、武州の根岸毅…

電力会社の底知れぬ腐敗と原発ストレステストの欺瞞

ウソと誤魔化しを何十年も続けていると、それが体質化し、もう正常には戻れない。 玄海原発という日本で最も危険な原発をかかえる九州電力の「やらせメール」は、またしても電力会社の底知れぬ腐敗ぶりをさらけ出した。 福島で深刻きわまりない原発事故を起…

高校での教育実習体験記

高校で教育実習を体験してきた4回生の川口君より、実習報告書がとどきました。 本人の了解を得てご紹介します。 **************** 5月23日から6月3日まで、母校の高等学校での教育実習に参加させていただきました。 前年に附属中での教育実…

第41回中部地区英語教育学会(福井大会)報告

エリゼミ通信 2011年度 第41回中部地区英語教育学会(福井大会)増刊号をお送りします。 担当の青田君、力作をありがとうございました。 和歌山大学からは、学部3回生2人、4回生1人、院生6人、教員3名の総勢12人が参加しました。 学会もアフター学会も、とても…

多数の閲覧とライブの御礼

7月4日付「日本経済新聞」文化欄の記事「受験英語 学びがい満点:明治に始まる参考書類を収集、その歴史をひもとく」をご覧になった多くの方から、メールやコメントをいただきました。 中には大学時代の旧友やかつての同僚からのメールありました。 1日で500…

日経新聞7月4日(月)朝刊「文化欄」をご覧ください。

先日、日本経済新聞東京本社の記者さんが和歌山大学の研究室に来られ、私の受験英語に関する研究について取材してくれました。 3月に出した『受験英語と日本人』(研究社)に興味を持たれたようです。 ということで、日本経済新聞7月4日(月)朝刊の「文化欄…

ゼミ通信 La La La 第11号

ゼミ通信 La La La 第11号をお届けします。 担当のTodaさん、ありがとうございました。 ゼミに入ったばかりの学部3回生が、4回生や院生とともに福井まで出向いて学会に参加するというのは、たいしたものです。 で、前回のゼミは参加者による学会報告から始…