希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

12.8 大津由紀雄・吉田研作 両氏の対談実現!

大津由紀雄さん(明海大学)と吉田研作さん(上智大学)との公開対談が決まりました。 文部科学省が小学校における外国語活動を3年生に前倒しし、5年生から教科化する方針を検討(検討であり、決定ではありません)しつつある今、反対派の大津さんと賛成派…

『英語教育、迫り来る破綻』の読者コメントより(4)

私たちの『英語教育、迫り来る破綻』(ひつじ書房)を読まれた方たちからのメッセージを引き続きご紹介します。 10月23日に届いたもので、小学校英語への疑問などが切々と綴られています。 一部を割愛の上、ご本人の了解を得て掲載します。〔 〕内は江利川の…

協同学習の技法を伝授(ゼミ報告)

本ブログが35万ヒットとなりました。 いつもありがとうございます。 <m(_ _)m> コメントを承認制にしたことで、ブログ「あらし」は去りました。 でも、大型台風という「あらし」が接近しています。 どうか、お気を付けください。 さて、10月19日(金)…

小学校に教科としての英語は必要か?

本日の日本経済新聞や読売新聞によれば、 文部科学省は小学の外国語活動を3年生からに前倒しし、5年生からは正式教科にしたいという。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG23011_T21C13A0MM0000/ http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20131023-OYT8T…

英語都々逸の魅力

ずっと欲しかった「英語都々逸」(えいごどどいつ)の本を入手した。 ウィキペディアによれば、都々逸(どどいつ)は、江戸末期に初代の都々逸坊扇歌(1804年-1852年)によって大成された口語による定型詩。 七・七・七・五の音数律に従う。五字冠りと呼ばれ…

協同的なプロジェクト研究始動!

2013年度後期の江利川ゼミのプロジェクト研究がスタートしました。 各グループは3人程度。 10月11日にゼミ生たちが話し合い、テーマや研究計画の詳細を決めていきました。 今回、指導教員である私はいっさい口を挟みませんでした。学生たちだけで決めさせた…

『英語教育、迫り来る破綻』の読者コメントより(3)

私たちの『英語教育、迫り来る破綻』(ひつじ書房)を読まれた方たちからのメッセージを引き続きご紹介します。 今回の本をあえて薄手のブックレットにしたのは、英語関係者だけでなく、広く一般の人たちにも手に取ってもらい、政府・自民党案のように「大学…

『英語教育、迫り来る破綻』の読者コメントより(2)

本ブログのコメント欄でも取り上げられている『中央公論』11月号での特集「日本人最大のコンプレックス 英語の憂鬱」は、なかなか読み応えがありますね。 本日のメールによれば、鳥飼玖美子さんはNHKラジオ第1放送(666)の「ラジオ深夜便」の「ナイトエッ…

『英語教育、迫り来る破綻』の読者コメントより(1)

10月11日(金)、兵庫県姫路市で開催された姫路市中学校英語研究会に招かれ、電子黒板や協同学習を活用した公開授業を参観し、英語科での協同学習を取り入れた授業改善に関する講演をさせていただきました。 高校を含む市内約50人もの英語の先生たち、たく…

検定教科書を使った協同学習の進め方を研究

2013年度後期のゼミ(金曜3限)が始まりました。 初回での話し合いの結果、後期には「教科書を用いた協同学習の進め方」をメインテーマとすることが決まりました。 9月の教育実習でも、学生たちは英語の授業に協同学習を取り入れて頑張っていました。 しか…

子どもが主人公の英語教育と学校づくり

10月5日(土)、和歌山大学教育学部で2013年度第3回和歌山英語教育研究会が開催されました。 講師は、薮 祐梨子 先生 (きのくに国際高等専修学校)、演題は「子どもが主人公の英語教育と学校づくりの中で働く楽しさ」でした。 子どもの自由で主体的な学び…

憧れの名著『日本漁業経済史』をゲット!

10月1日。いよいよ後期の開始。 火曜日の本日は、大阪大学外国語学部へ。 いつもながら、新しい学生たちとの出会いは楽しい。 3限の「英語」の授業では、映画AVATARを使ってのオリジナル教材でリスニング。 (どうでもいいけど、僕のことを「訳読派」だとレ…