希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

寄付金をもらった原子力専門委員を解任させよう

東大の田中知,京大の山名元,阪大の山口彰の3教授が原子力関係業界や電力業界から5年間に1800万円もの「寄付金」をもらっていました。

「寄付金」といいますが,限りなく贈収賄に近いカネでしょう。
企業は,なんらかの便宜をはかってもらえるから金を出すのであり,その見返りがないのに出せば「背任」です。

にもかかわらず,この3人は今後の原子力政策の基本方針を決定する内閣府原子力委員会の新大綱策定会議の専門委員のままです。ありえない!

解任(辞任)すべきだと,同じ専門委員の金子勝(慶応大),伴英幸(原子力資料情報室)が申し入れました。

にもかかわらず,彼等はまだ専門委員に居座り続けています。
厚顔無恥も甚だしい。

ただちに解任すべきでしょう。

では,私たちに何ができるか。

内閣府原子力委員会 新大綱策定会議にメールやFAXで「3委員の解任要求」を出すことです。
新大綱策定会議は国民からの意見を募集しているのですから,以下の「御意見募集」欄に意見を書いて送りましょう。
個人攻撃などとみなされなければ,新大綱策定会議の委員に配布されますので,文面は慎重に。


参考までに,僕が送った意見と理由の文面をお示しします。
(引用やマネをして頂いても結構ですよ。)

【意見の概要(100字以内)
新大綱策定会議の専門委員である田中知,山名元,山口彰の3教授を解任すべきです。
今後,委員の選出に当たっては,関連業界からの寄付等がないことを厳正に審査し,国民への説明責任を果たすべきです。

【意見及びその理由(800字以内)】
これは個人攻撃ではありません。
新大綱策定会議の専門委員である東大の田中知,京大の山名元,阪大の山口彰の3教授は,原子力関係や電力業界から5年間に計1800万円もの寄付金をもらっていました。
新大綱策定会議は日本の原子力政策,ひいてはエネルギー政策の基本方針を議論する場であり,厳正な公平中立性が求められます。
ですから,委員は利害関係のある業界からの寄付を受け取ることなど許される行為ではなく,またそのような人物を委員に任命すべきではありません。
すでに金子勝(慶応大),伴英幸(原子力資料情報室)の委員からも解任要求が出ています。相互不信の中で,原子力政策の根幹に関わる方針の議論ができるでしょうか。
いわゆる「原子力ムラ」(原発利権集団)に対する国民の怒りは,きわめて強いものがあります。
野田民主党政権が,本気でこの「原子力ムラ」を解体し,日本のエネルギー政策を真摯に再構築する意志があるのか否かを国民は注視しています。その試金石の一つが,田中,山名,山口の3委員を解任することです。
即刻の解任を求めます。

*なお新大綱策定会議の議事録や音声は以下にあります。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_sakutei.htm