希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

『現代思想』4月号、『ことばと文字』3号に寄稿

3月になったと思ったら、もうじき4月。新年度ですね。

慢性原稿執筆病に苦しんでいますが、でも苦労して書いた原稿が活字になるのは、いくつになっても嬉しいですね。

単行本執筆の合間に、月刊誌などの原稿にも追われていました。
なので、ブログの更新が滞りがちですみません。

本日発売の『現代思想』2015年4月号青土社)の特集は「教育クライシス:教育改革からブラックバイトまで」。

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これには、「『グローバル人材育成』論を超え、協同と共生の外国語教育へ」(江利川春雄)を寄稿しました。
小見出しのみ紹介します。

・上位1割のグローバル・エリート育成
・専門家不在の政策決定
・「グローバル化=英語不可欠論」の虚妄
小学校英語の早期化・教科化の危険性
・学問的根拠なき「授業は英語で」
・スコア主義で監視され劣化する学び
・協同と共生の外国語教育へ

次に、公益財団法人 日本のローマ字社の『ことばと文字』3(2015春号)

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これには、「英語教育史から見た小学校英語教育の問題点―国語教育との関係を中心に―」を寄稿しました。
小見出しは以下の通りです。

1. はじめに
2. 小学校英語の早期化・教科化の問題点
3. 岡倉由三郎の小学校英語教育批判
4. 国語力低下と英語嫌いを招く「英語で授業」
5. おわりに

沈黙は加担。

そう自分に言い聞かせて、依頼がある限り、できるだけ断らないようにしています。

なので、慢性原稿執筆病・・・

さまざまな不義理をお許しください。

今日は東京から読売新聞が取材に来てくれました。

内容はヒ・ミ・ツ  (^_^;)

ぜひお読み頂き、忌憚のないご意見をお寄せください。

では、また原稿に向かいます・・・

ふー。