ハロルド・パーマーが初代所長を務めた語学教育研究所(当初は英語教授研究所)が、『若林俊輔先生著作集1 雑誌連載記事』を刊行した(奥付の発行日は2018年11月9日)。
中心的に編集・解説に携わった若有保彦先生(秋田大学)より、このたびご恵贈いただいた。
記してお礼申し上げると共に、感謝を込めてご紹介したい。
若林先生の論考は、すでに『英語は「教わったように教えるな」』と題して2016年に研究社から刊行されている。
今回はその続編ともいえる内容で、前著に含まれていない雑誌論文を多数掲載している。
収録論考は下記の目次を参照いただきたい。
なお、同書は、なんと頒価1,000円(税込)で入手できる。
ご希望の方は語研事務室にメールでご連絡を。
office[a]irlt.or.jp ([a]を@に変えてください)。
やがては同研究所のHPから注文できるよう準備中とのこと。
ご希望の方は語研事務室にメールでご連絡を。
office[a]irlt.or.jp ([a]を@に変えてください)。
やがては同研究所のHPから注文できるよう準備中とのこと。
若林先生は、深い学問的・実践的な蓄積の上に立って、英語教育問題について常に主体的・批判的な切り口で発言を続けてこられた。
とりわけ、シロウト考えの思いつき的な英語教育政策に対しては、容赦なく鞭を振るわれた。
その上で、英語教育史から具体的な指導法に至まで、建設的な提案をされてきた。
小学校英語、英語入試改革、英語で授業などなど、シロウトが英語教育を掻き乱している今ほど、若林先生の論考を読むべき時はない。
私自身も、何度も何度も「若林先生が生きておられたらなあ」との思いを抱いてきた。
しかし、嘆くよりも、愚痴るよりも、若林先生から学び、おかしな英語教育政策と闘い、まともな英語教育を実践していこう。
逃走から闘争へ!
逃げずに闘おう!