希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

11月26日、日本英語教育史学会で若林俊輔先生を語り合いましょう。

日本英語教育史学会 第260回 研究例会のご案内

 日  時: 2016年11月26日(土)14:00~17:00 (※今回は第4土曜日の開催です。)

 会  場: 東京電機大学 東京千住キャンパス(東京都足立区千住旭町5番)

2号館10階 21005教室(※前回7月例会の教室と異なります。ご注意ください。)

 参 加 費: 無料


研究発表

 英語教育史研究におけるテキストマイニング:研究事例の紹介と今後の展望

青田 庄真 氏(東京大学大学院教育学研究科・日本学術振興会特別研究員DC)


【概要】テキストマイニングとはテキストデータの内容分析を定量的に行なう手法であり,近年,英語教育においても学習指導案や記述式アンケートの分析に用いられている。これを英語教育史研究にどのように適用できるのかについて議論する。本発表では,戦後日本の英語教育政策について国会会議録を用いて発表者が行なってきた研究事例などを紹介すると共に,こうした手法を用いて縦断的検討をする際,現存する各種電子資料を用いてどのような課題が考えられるのかについて議論する。

イメージ 1

自著を語る(特別編)

 若林俊輔の英語教育論を再考する:

 『英語は「教わったように教えるな」』を素材に」

提案者:河村 和也 氏(東京電機大学)・若有 保彦 氏(秋田大学

【概要】若林俊輔先生が亡くなって間もなく15年になろうとしています。先生は英語教育に関して膨大な数の論考を遺されましたが,その多くが雑誌論文(雑誌記事)であったため,現在では気軽に読むことができない状況になっていました。この6月に研究社より刊行された『英語は「教わったように教えるな」』は,先生に教えを受けた者が編者となり,先生の論考から独自の視点で46本を選び出し,解説と注釈を付して一冊にまとめたものです。

今回の「自著を語る」は「特別編」と題し,本書を取り上げていただきます。編者のうち本会の会員である二人が本書の編集・出版について手短かに報告したあと,ご参加のみなさんとともに若林先生の英語教育論について議論していきたいと思っています。構成は,およそ以下のように考えています。

1. 本書の編集・出版について

(1) 出版のきっかけ (2) 編集方針 (3) 編集・執筆過程で気づいたことや考えたこと

2. 若林先生の英語教育論について

(1) 学習者論および授業・指導技術 (2) 教材 (3) 英語教育政策

 若林先生は本会の発足以来の会員で,お亡くなりになったことで退会されました。本会の例会にふさわしく,英語教育史の視点を大切にしながら,英語教育の現在と未来への示唆となるような議論ができたらと願っています。


<問合せ先>  日本英語教育史学会 例会担当(メール:reikai@hiset.jp)


<会場案内>  次のリンク先をご参照ください。

         アクセス(東京電機大学 東京千住キャンパス)


【会場案内】(東京電機大学ウェブサイトより)


       「北千住駅」東口(電大口) 徒歩1分



      ◆研究例会はどなたでもご参加いただけます(予約不要)。

      ◆例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。