希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼミ遠足:神戸六甲・有馬温泉癒しの旅

秋のゼミ遠足「神戸六甲・有馬温泉癒しの旅」に行ってきました。 心配された雨も上がり、青空が出てきて、めでたし、めでたし。 なんば駅に集合し、阪神御影(みかげ)駅からバスで六甲ケーブル下へ。 ケーブルは左右にガラスがなく、紅葉がとてもきれいに見…

院生と有田川町清水に

院生3人と「和歌山の桃源郷」有田川町清水に遠足。 快晴に紅葉が美しすぎた。 帰りは生石(おいし)高原。 すすき野が美しい。 次回は学部ゼミ生との「神戸六甲・有馬癒しの旅」 よく学び、よく遊ぼう! 人生は一回きりなのだから。

ライブ御礼

11月21日(土)、和歌山大学の学園祭で僕らのオヤジ教員バンド「先コウ花火」がライブをしました。 応援してくれたみんな、ありがとう! 学生たちがとってもノッてくれて、すっごく楽しかったです。 ステージには興奮した学生だけでなく、来場の子どもまで上…

ゼミ通信 Lalala 11月18日号

森さん、素敵なゼミ通信をありがとう。 今回のゼミは僕がインフルエンザ予防接種のため冒頭で抜けたけど、ちゃんと英語の歌と「弾丸インプット」の指導法を自主的にやってくれたみたいで、嬉しいです。 平山君の模擬授業では、よい授業をするためには英語学…

明日のライブ時間変更

いよいよ明日11月21日-22日は和大祭。 午前9:30から12:00まで、軽音楽部と僕ら教員バンド「先コウ花火」のライブがあります。 フリマも多数出展しますので、ぜひご参加下さい。 で、昨夜連絡が入り、学生バンドの曲数が少ないので、僕らの演奏時間を30分か…

質の高い学びを創る

学力問題の本質は学びの「質」である。フィンランドの教育改革の成功の鍵は「質(quality)」と「平等(equality)」の同時追求にあった。 佐藤学氏(東大)のこの言葉に深く共感する。 佐藤学氏の3年間の指導を受けて「学びの共同体」創りを進めてきた和歌山大…

赤尾の豆単

11月15日の英語教育史学会月例研究会で欧文社(旺文社)に関連した発表をした。 その折に、「この中で『赤尾の豆単』を使ったことのある人は手を挙げてください」とお願いしたところ、40代以上の方の大半がサッと手を挙げられた。 そう、僕も1971(昭和46)…

ちょっと前のゼミ報告

しのぶちゃんが、やっと(×2)10月21日のゼミ報告を出してくれました。 仕事は溜めるとたいへん。 鮮度も大切。 がんばろう。

ゼミ報告(11月11日)

平山君、報告をありがとうございました。 模擬授業は、さらに上をめざしましょう。 君ならやれます! 3回生はゼミ遠足の計画もよろしく。 4回生は卒論のピッチを上げよう。 悔いのない学生生活のために。

研究発表を終えて

11月15日(日)、秋晴れの京都で開催された日本英語教育史学会第225回月例研究会で、「英語通信教育の歴史(3):欧文社通信添削会を中心に」と題して発表しました。 はるばる東京や広島などから参加してくださった会員や、大学院でご指導をいただいた恩師の青…

書評・紹介への感謝

拙著『英語教育のポリティクス:競争から協同へ』(三友社出版)への温かい書評・紹介をいただきました。 心から感謝申し上げると同時に、一部を抜粋・紹介させていただきます。 ☆小山内洸氏 『新英語教育』(三友社出版)2009年12月号、pp.60-61 「一読して…

通信添削の歩み

10代の頃、大学受験をひかえて英協の通信添削を受けていた。 毎回、赤ペンで直しが入り、温かい励ましの言葉が書かれていた。 田舎の孤独な受験生にとって、どれほどありがたかったことか。 (今は中3の息子が、進研ゼミの通信添削を受けている。) 英協(日…

『英語教育のポリティクス』第2章(11月4日のゼミ報告)

しんちゃん、報告をありがとう。 この日はけっこうシビアな問題を討論しましたが、日ごろから新聞を読み、メディアのコントロールにだまされず、自分の頭でよく考えることが大切だと気づいていただければ嬉しいです。

「阿原成光と英語教育」

この10月末に発売された田中耕治編著『時代を拓いた教師たちⅡ』(日本標準)に、英語教員としてただひとり、阿原成光さんとその卓越した実践が「阿原成光と英語教育:「人間らしさ」を尊重した英語教育」(pp.113-124)として紹介されています。 執筆者は京都…

それでもやるべき? 小学校英語

小学校英語についての興味深い記事を紹介します。 といっても、友人の大津由紀雄さん(慶應大)のブログで知ったのですが。(^_^ 一部には、「英語は世界の共通語である」などの不用意な発言もありますが、全体としては現状と問題点をリアルに伝える優れた記…

新発見! 司馬遼太郎は欧文社通信添削で学んでいた。

司馬遼太郎(1923~96)の本名は福田定一。 彼は1940年(昭和15年)に大阪高校(現・大阪大学)、翌年には弘前高校(現・弘前大学)を受験するが不合格。 1942(昭和17)年に、大阪外国語学校蒙古語部に入学した。大阪大学外国語学部の前身である。 では、彼…

12.19慶應義塾大学 言語教育シンポジウム

年末恒例の「慶應英語教育シンポ」が今年も開催されます。 僕もさっそく参加を申し込みました。 みなさんも、ぜひどうぞ! ◆ 慶應義塾大学 言語教育シンポジウム 「ことばの力を育む」授業の展開 ―みんなで探ろう、小学校英語活動への対処法― 主催 グローバ…

協同学習のための教材開発を

協同学習は、これからの英語教育を競争的な「スキル教育」から協同的な「人間教育」に変える大きな可能性を秘めていると思います。 各地で手探りの実践が続けられていますが、佐藤学さん(東大)によれば、学びの共同体づくりが最も遅れているのは英語科だと…

教員採用試験合格体験記(4 最終回)

江利川ゼミ4回生 永田眞也(大阪府中学校英語科合格) <面接試験 模擬授業10+5分、面接約10分> 会場に到着したら、自分の受験番号を前方のホワイトボードで確認しながら、指定された席に座り、そこに置かれている席の番号を覚えておく。荷物は通路に置か…

11月7日(土)、和英研例会と上野精一氏の講演

11月7日(土)、和歌山英語教育研究会例会と上野精一氏の講演が和歌山大学で開催されます。 ふるってご参加ください。 日時: 11月7日(土)14:00~18:10 会場: 和歌山大学栄谷キャンパス教育学部講義棟L-105 アクセスマップ 会場:キャンパスマップ(3)…

教員採用試験合格体験記(3)

江利川ゼミ4回生 永田眞也(大阪府中学校英語科合格) <1次試験翌日~1次合格発表~2次・筆記試験、実技試験まで> (1)翌日~1次合格発表 筆答試験の翌日には、どこぞの予備校なり何なりで筆答試験の答え合わせが行われていたが、そんな都市部にわざ…

教員採用試験合格体験記(2)

江利川ゼミ4回生 永田眞也 <1次試験当日> [面接試験] 3~6人1組での集団面接。面接時間約25分。 当日は、クラスの3~4割が空席となっていた。書類等で出願だけしておいて、試験日が重なった他の地域の受験を取る人が毎年いるようである。 入室時、評価…

教員採用試験合格体験記(1)

江利川ゼミ4回生で今年の大阪府教員採用試験(中学校・英語)に合格した永田眞也君から、「合格体験記」が寄せられました。(パチパチ) 後進のために役立つ内容ですし、現在の教員採用試験の実態を知っていただくためにも、本人の了解をえて掲載させていた…

10月28日のゼミ報告

ナオちゃん、すごくセンスのいいゼミ報告LALALAをありがとう! 大阪府の教員として、このセンスは学級通信などに活かせますね。 最後に書いてくれているように、今年の紅葉は早めなので、「六甲・有馬温泉ゼミ遠足」は予定より早まるかもしれません。 みなさ…

明治30年(1897)の英語界

雑誌『英語世界』第1巻第6号(臨時増刊)をオークションで入手。 1897(明治30)年12月23日発行。 同月27日には再版を印刷発行しているから売れ行きは好評だったようだ。 藤井啓一の『日本英語雑誌史』によれば、「英語世界」という雑誌は3種類あった。 1…