希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

6月3日(土)神戸英語教育学会で『英語と日本人』(ちくま新書)について語ります

2023年度 第26回 神戸英語教育学会研究大会 プログラム

神戸松蔭女子学院大学

 

日:2023年6月3日(土)       時:10:00 – 16:30

総会:10:30-11:00                総合司会 岡村光浩(神戸芸術工科大学

研究大会:11:10-16:30                                 

11:10-      : 開会挨拶                                会長 伊庭 緑(甲南大学

 

11:15-11:45: 研究発表① 「活発なディスカッションに向けて-インプロの導入」         木村麻衣子・荒尾浩子(武庫川女子大・三重大学

 

11:50-12:20: 研究発表② 「西洋史の外書講読における機械翻訳の可能性」      

山内由賀(京都橘大学

 

お昼休憩

 

13:30-14:00: 研究発表③    「 Personal and Purposeful Perspectives Shared through presentations: Building presentation skills in a specialized language program for university students」            アニータ・エイデン(武庫川女子大学

 

14:05-:14:35: 研究発表④   「Study tourが参加学生に与える心的影響」                        伊庭 緑 (甲南大学

 

14:40-15:10:  研究発表⑤   「異文化間コミュニケーション論、第二言語習得論、社会言語学から見た日本の英語教育」   伊原巧(神戸英語教育学会顧問・元信州大学

 

15:15-16:30: KELTセミナー               江利川春雄先生(和歌山大学名誉教授)

                   司会 山内啓子 (神戸松蔭女子学院大学)

「英語と日本人-挫折と希望の二〇〇年」(ちくま新書 2023年1月刊)

 

16:30: 閉会挨拶                        副会長 山内啓子(神戸松蔭女子学院大学

市場化と格差化で歪む英語教育をどう再生するか

「新時代ピースアカデミー」のコース21は「 教育の現場からPart5 ー 今、考える教育論!」

npa-asia.net

僕は5月18日(木)19:00-21:00 第6回で「市場化と格差化で歪む英語教育をどう再生するか」と題してお話しします。

開催日:2023年5月18日(木)19:00-21:00 
講師:江利川春雄(和歌山大学名誉教授)
概要:日本の英語教育政策は、政財界主導で、英語が使えるグローバル人材育成というエリート主義に傾斜し、小学校英語の教科化、中学校英単語の2倍化、入試への民間試験導入など、市場化と格差化を強めています。これらを拙著『英語と日本人』(ちくま新書)で考察した社会的・歴史的背景をふまえて批判し、子どもの人間的成長に寄与し、平和で自由な協同社会を担う主体を形成するために、外国語教育はどうあるべきかを考えます。

 


単発での受講申込みはこちらから
https://apply.npa-asia.net/categories/3181721
https://npa-asia.net/

 

 

日本英語教育史学会神奈川大会 5月20-21日

日本英語教育史学会第39 全国大会(神奈川大会)が以下の通り開催されます。

 

期日:2023年5月20日(土)・21日(日)
形態:ハイフレックス
会場:【対面】 神奈川大学 みなとみらいキャンパス 1F 米田吉盛記念ホール
   【オンライン】 Zoom
参加費:会員・学生:無料  一般(非会員):1,000円


参加申込み:下記のリンクからお申込みください

http://hiset.jp/zenkoku/zenkoku2023/application.pdf


 参加申込み締切り:5月15日(月)
お問合せ 大会実行委員会 taikai(a)hiset.jp 

 

記念講演【5月20日(土)14:00~15:30】

「梯子を外される前に英語教育史を」  講師:中島平三先生(東京都立大学名誉教授・日本英語学会元会長)

 

私は21日(日)に次の発表を致します。

「雑誌『語学教育』(19421972) の包括的研究」
江利川春雄(和歌山大学名誉教授)・河村和也(県立広島大学

 

 

詳細は学会ホームページをご覧ください。

hiset.jp

5月13日(土)関西新英研学分会

5月13日(土)午後3時から、関西新英研学分会(まなぶんかい)第4回例会。

会場:大阪教育大学附属高校天王寺校舎

   Zoomでのオンライン参加も可能です。

内容:

(1)特別企画「大津さんと考えよう:英語教師のための言語学ファシリテーター:中村浩一郎さん(兵庫教育大学),コメンテーター:大津由紀雄さん(関西大学

(2)高校実践:加藤晃浩さん(大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎)「母語への気づきを促す英語授業の取り組み」(仮)

(3)AI活用:上野舞斗さん(四天王寺大学)「話題のChatGPT活用例」

(4)教材紹介:梅田礼子さん(和歌山大学)「リズムに乗せてラップで覚える不規則動詞の活用」アンコール

 

お申し込みは

https://manabunkai4.peatix.com/



 

3月18日(土)英語教育史学会で『英語と日本人』を討論

日本英語教育史学会 292 研究例会


時:2023 3 18 日(土)1400 1700
オンライン開催:
申込方法については、学会ウェブサイト(http://hiset.jp/)内の「オンラインによる研究例会 参加方法」をご参照下さい。


研究発表
長谷川清『自己表現の歴史と理論』の英語教育史上における位置

惟任
泰裕 氏(中九州短期大学


【概要】本発表の目的は、長谷川清
19092008)が『新英語教育』誌上で発表した「自己表現の歴史と理論」1973 年第 68 号~1974 年第 75 号)を、英語教育史上に位置づけることである。
岡山県の英語教師であった長谷川は、「英語・英文学の研究を土台として置きつつ、民間教
育研究団体にも精力的に参加し、英語教育における教科指導と生活指導の統一を目指した」人物である。「自己表現の歴史と理論」は、英語教師による教育実践の理論化の試みとして注目すべき事例であるが、これまで検討は加えられていない。そこで本発表では、長谷川の経歴と活動を紹介したうえで、英語教育における「自己表現」の実践的な展開を整理し、自己表現の歴史と理論」の内容を検討することとしたい。


自著を語る
江利川春雄著『英語
日本人挫折希望二〇〇年』ちくま新書2023 年1月)
著者:
江利川 春雄 氏(和歌山大学名誉教授)


【概要】次の世代に外国語学習の挫折でなく希望のバトンを渡したい。そのために、幕末からの英語
と日本人の関係史をたどり、失敗と成功の足跡を検証することで、英語との付き合い方を考えたい。そんな思いで執筆しました。現在と過去を自由に行き来し、先人に学びながら、英語教育政策批判と未来への展望も提起しました。人間臭いエピソードや自分の体験も交え、柔らかい文体で書いたので、英語教育史を身近に感じてもらえれば嬉しいです。


指定討論者:上野
舞斗 氏(四天王寺大学


参加費:
無料

オンラインによる研究例会 参加申込方法(非会員

https://forms.gle/iQjJt14YSvuVFnxL9


問合せ:
日本英語教育史学会 例会担当 reikai(at)hiset.jp (at) @ に変えてください。

 

 

関西新英研学分会 第3回研究会は2月4日(土)

関西新英研学分(まなぶんかい)の 第3回研究会

日時:2023年2月4日(土) 15:00〜17:30

形式:大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎とZoomによ るオンラインのハイフレックス開催

参加費:一律1,000円(資料代)

研究発表:大西里奈さん(神戸大学大学院生・高校教員)「高校英語科における協同学習の効果と課題」

高校英語科においても、生徒主体の協同型授業への転換が急務となっています。しかし、本当に協同学習には効果があるのでしょうか。多様化する協同学習の形態を踏まえて、協同学習が学力レベルの異なる高校生の学力面と情意面に与える効果を検証しました。

 

特別企画:著者・江利川春雄氏と読む『英語と日本人:挫折と希望の二〇〇年』

コメンテーター:向井留衣さん(兵庫教育大学大学院生・高校教員)

本書の内容と魅力を紹介した後、読者のご感想やご意見、ご質問を、著者を囲んで交流し、学びを深めましょう。著者からは赤裸々な執筆秘話も聞けるかも?!

※本書を読んでいない方のご参加も大歓迎です。

教材持ち寄り交換会:

参加者が作成したオリジナル教材や、日頃の授業で使用しているプリントなどを持ち寄り、交換します。校種・学年を問わず、アイデアを共有しましょう。教材の説明とミニ体験をして、プリント(ファイル)をお土産にお持ち帰りいただけます。共有できる教材があれば、ぜひお持ち寄りください。

 

新刊紹介:『英語と日本人:挫折と希望の二〇〇年』ちくま新書(2023年1月7日発売)

幕末から令和まで 悪戦苦闘の英語学習史 

英語で日本を改革する!

西洋を追いかけ、挫折と希望を繰り返す日本人の紆余曲折の足跡を活写した必読本。日本人は英語を学ぶことで西洋文明をモデルに近代化を実現し、いまグローバル化とAI時代に対応した英語との関わり方を模索している。先人たちの声に耳を傾け、英語教育の最前線を知ることで、日本人にふさわしい学習法を理解し、これからの英語と日本人のあるべき姿を考えていこう。

ぜひ本書をご持参ください。(会場販売はありません)

gibsonerich.hatenablog.com申込方法:参加申し込みはPeatixで受け付けています。

http://ptix.at/tE8546

問い合わせ先:関西新英研学分会

shineiken.kansai@gmail.com