希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

大修館『英語教育』7月号は協同学習特集

前回の記事に対して、大修館書店の月刊「『英語教育』7月号を読みながら,ますます希望を持てました。」との嬉しいコメントをいただきました。

ということで、7月号を紹介させて頂きます。(^_^;)

特集名は「協同学習でよみがえる英語授業」

英語科における協同学習については、三友社の『新英語教育』では何回か特集が組まれていましたが、大修館の『英語教育』では初めてです。

そこで、多くの友人・知人たちに声を掛けたところ、みなさん力作を寄稿してくれました。
自信を持ってお勧めします!

特集内容:
生徒同士の「学び合い」で授業を進める協同学習。
ここ数年、実践する英語科も増えてきたが、今なぜ「協同学習」なのか、
具体的にどのように指導をするのか、教師の役割は何か。
協同学習の基本を確認しながら、実際の実践例を紹介する。

特集記事
英語教育に“なぜ”“どう”協同学習を導入するのか(江利川春雄)

<中学校における実践>友と協力して学び、英語の力を高める(根岸恒雄)

<高校における実践(1)>協同学習を通した普通科における英語授業改革(竹下厚志)

<高校における実践(2)>協同学習とICT活用で学びが変わる(田中智恵)

中高一貫校における実践>6年間の指導が生徒に与える効果と課題(沖浜真治)

<小学校外国語活動における実践>学びの質を高める協同学習(辻 伸幸)

<大学における実践>「リメディアル」教育で生かす学び合い(亘理陽一)

協同学習の進め方Q&A(吉田友樹)

[コラム]他教科における協同学習
ある日の日本史の授業:社会科における協同(金子 奨)

「できる」「わかる」「かかわる」喜びを味わわせる保健体育科の学習(佐藤 毅)

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英語で積極的にコミュニケーションを行うためには、その土壌として、生徒同士が信頼で結ばれ、安心してミスできる雰囲気がなくてはなりません。

そのためには、生徒同士の学び合い・教え合い・高め合いを育む協同的な学びが必要です。
協同学習こそ、良好な人間関係作り深い学びとを共に高める手法なのです。

各地での実践を集めて、次はぜひ本にしたいと思っています。
ご意見・ご感想を『英語教育』編集部にお寄せ頂ければ幸いです。