希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

協同的な学びの軌跡(ゼミ報告)胡子実践から学び、プロジェクト研究へ

自公政権による戦争法案の強行採決に怒りが収まりません。

安倍晋三の汚名は歴史に残るでしょう。

安倍晋三自民党公明党は、憲法と民主主義を踏みにじった「戦犯」として歴史に名を残すでしょう。

「教え子を再び戦争に送るな」が、格段に現実味のある重い言葉となりました。

せっかく新著『英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか』(研究社)が手もとに届いたのに、お祭り気分が一掃されました。

こんな時代だからこそ、若者たちを戦場に送った英語教科書の実態を、この本でぜひ知ってもらいたいと思います。

あきらめてはいけません。
澤地久枝さんが本日(7月16日)の朝日新聞朝刊に書いていました。

「ひどい政治状況を見ていると、絶望感に襲われますが、絶望したら終わりです。これから参院の審議もある。ひとり一人の力は弱くても、声が広がって行けば世の中は確実に変わります。私が若いころは、女性が子育てをしながら仕事をすることは御法度だったけど、今では当たり前でしょ。
 権力にモノを言うことに勇気が試される時代です。でも権力は放っておくと悪さをしますから。手遅れにならないように、私は私の小さい旗を掲げ続けます。」

僕の今の気持ちを見事に言語化してくれました。
さすがは澤地さん。

手遅れにならないよう、僕も発言を続けます。

さて、本日は大型台風の接近で授業が中止になりました。

ぽっかり時間が空いたので、ゼミ報告を掲載します。

イメージ 8

7月6日には、広島の胡子(えびす)美由紀先生の中学校での授業実践をDVDで拝見し、討論しました。

みんな、その卓越した実践に衝撃を受けたようでした。

和歌山大学大阪大学(外国語学部)での英語科教育法の授業でも見せましたが、みな感動していました。

感動するだけではなく、どう自分の授業に取り込むかが問われています。
そうした方向で分析し、議論をしました。

学生が小グループを作って、自分たちで課題を決め、自分たちで研究成果を発表する「プロジェクト研究」もいよいよ完成段階です。

こんなに可愛い学生たちが戦場に行くことのないよう、彼/彼女らの教え子が戦争に行かなくてすむよう、あきらめずに声を上げ、戦争法案を葬り去りましょう。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7