希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考える、和歌山大学江利川研究室のブログです。

英学史学会での展観資料(3)初期の英語独習誌

日本英学史学会第49回全国大会での「資料展観 日本人の英語学び史」では、英語独習用の雑誌・通信教育教材も展示します。

明治10年代末は世に言う「鹿鳴館時代」で、極端な欧化政策がとられていました。

そのため、明治17-18年頃から英語ブームが沸き起こります。

各地に小さな英語学校が雨後の竹の子のように誕生しました。

英語学校や英語教師を得られない地方の人々のためには、郵送で手元に届く英語独習雑誌や通信教育の教材が盛んに発行され始めました。

初期のものは四六版ほどの小さなもので、20頁足らずのパンフレットのようなものが多いです。

明治10年代に限っても、以下のようなものがありました。

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テレビも、ラジオも、CDももちろんなく、英語を教えてくれる人も近くにいないという境遇の中で、明治の人々はどんな思いで英語を学んだのでしょう。

当時の英語独習誌・通信教育教材を手に取りながら、明治人の英語学び史に思いを馳せてみましょう。

(つづく)