12月13日、文部科学省は、小学校5・6年生で英語を正式な「教科」にすることや、中学校では英語の授業を英語で行うことを基本とする実施計画をまとめました。
高校での「授業は英語で」が始まったのは、今年4月から。
もちろん、その成果は検証されていません。
もちろん、その成果は検証されていません。
なのに、中学校でも「授業は英語で」。 あきれます。
小学校英語も問題続きなのに、早期化と教科化。
これらの問題点を徹底的に討論しましょう。
いよいよ、明日! 神戸女学院大学にお集まりください。
「英語保育園の取り組み」ウェイン・キム(キンダ―キッズ)
「音声と文法を身体で繋ぐ児童向け指導法」池亀葉子他2名(OBK児童英語講師自己研鑚の会)
全体討議
参加費:700円 茶菓子提供。
一般の方の参加歓迎。直接会場にお越し下さい。駐車場はありません。
問い合わせ:事務局 orchid-e[AT]kcc.zaq.ne.jp (メール送信の際は[AT]を@に変更してください)
一般の方の参加歓迎。直接会場にお越し下さい。駐車場はありません。
問い合わせ:事務局 orchid-e[AT]kcc.zaq.ne.jp (メール送信の際は[AT]を@に変更してください)
シンポジウムの理念
日本の中高の英語教育は、コミュニケーション偏重の中、文法・語彙だけでなく発音教育までが軽視され英語基盤が脆弱化したが、高校で「英語での授業」が始まり現場は混乱している。自民党の教育再生実行本部は、「大学入試を見直し、実用的な英語力を測るTOEFL等の成績を受験資格および卒業要件とする」ことを提案し、文科省は小学英語の教科化を表明している。シンポジウムでは、大学、中高と小学校における英語教育に対する政治や行政の動きの問題点を理論的、歴史的観点から検討するとともに、私立幼稚園や英語保育園、私大付属小学校の英語教育の展開の動向と児童英語教育実践を踏まえ、2020年代の「日本の英語教育の姿」も展望しつつ、激動する英語教育の現状への対応を考えたい。
講演概要
大津講師:高学年限定の「英語活動」という形で、最悪の事態を避けることができたと思ったのも束の間、再び危機が迫ってきた。いま、我々はどう考え、行動すればよいのかを考える。
江利川講師: 小学校英語教育は明治期から実践されたが、目的論、教師の力量、開始年齢、時間数、 小中連携などの諸問題が噴出し、廃止寸前に追い込まれた。その教訓から謙虚に学びたい。
キム講師:1歳4か月~就学前の子ども達に5年間継続の英語保育プログラムを提供。子ども達が楽しめることを第一にしながら、真のバイリンガルを輩出する年齢相応のカリキュラムをご紹介。
植松講師:「興味・関心から学ぶ気持ちを育て、自ら伝える力を養う」、「楽しさのみに留めず、基礎的な英語スキルを身に着けさせる」ことに主眼をおいた独自プログラムの作成・実践を紹介。