希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

学生に人気の映画教材

前期の授業が終わり、成績評価をしつつ、「ふり返り(省察)」の時間を過ごしています。

大阪大学国語学部の「英語」では、今年もすべて映画を使った自主教材で授業をしました。

アンケートによれば、学生たちに大人気だったのは以下の4本です。

1位 レ・ミゼラブル 17票


3位 インビクタス  9票

4位 プラダを着た悪魔  6票

主な意見を紹介します。

レ・ミゼラブル
・ミュージカルなので英語も曲に合わせて頭に残り、勉強になりました。

・何度見てもレ・ミゼラブルは泣いてしまいます。ストーリーも良いし英語もわかりやすい。個人的にはOn My Own をテストにしてほしかったです。

・Les Miserablesは、戦争に勝つことが、死体の多さではなく、人々の信念の固さによって決まるのだと気づかせてくれる作品でした。

・最後は死者の国ということなのでしょうが、革命によって現実世界でも自由を手に入れたのだと思います。

塔の上のラプンツェル
・あの明るさと、物語の意外な展開がすごく好きです。

・以前日本語で見たことはありましたが、英語で見るとイメージが変わって違った物語のように楽しめました。

・特にボートの上で灯りを見るシーンがとても好きです。

インビクタス
マンデラのスピーチ、とても良いです。

・英語が聴き取りやすかったので、見ていておもしろかったです。

・実話を基にした話が非常に感動的でした。スポーツというテーマなのが,特に良かったです。

プラダを着た悪魔
・全体的にミュージカル風の作品を多く観たなかで、本当に今使われている日常会話がきけて、一番勉強になったかなあと思いました。

・アンディーがどんどんきれいになっていくのを見るのが楽しかったです。

・オススメしたいです。恋愛、友情、ビジネスなどの様々なシーンでの英語が聞けるからです。

【その他】
・この授業は一番楽しみにしていました。英語を楽しく学べるし、チームで考えるときに様々な考え方を知れることが面白かったです。

TOEICのリスニングも上がった。やはり、映画で感動しながら学べるので、すごく楽しい。ただ、グループによって平均点が偏るので、それで成績が決まるのはキツイかもしれない。でも、この授業すごく楽しみです! 夏休みも頑張りたい!

・課題ばかり与えられる授業より、これから自分でも見てみようと、英語に対するモチベーションが上がったので受講してよかったです。