希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

2015年度ゼミ始動!

4月13日、新年度の和歌山大学教育学部英語教育江利川ゼミナール(通称エリゼミ)が始動しました。

集まったのは、他ゼミ生、留学から戻った5回生、院生を入れて総勢13人。

昨年度後期の約2倍です。

今回は、ガイダンス、英語による「他己紹介」、インド映画「マダム・イン・ニューヨーク」によるリスニング、英詩鑑賞などなど多彩でした。

盛りだくさんにしたのは、ゼミ参加者の個性・関心を知るためです。

「食いつき」に濃淡があって、観察していると一人ひとりが見えてきます。

英語教育といっても守備範囲は広く、単なる指導法ではなく、根底には教育哲学、歴史学政治学、経済学、教育学、そしてもちろん英語学、言語学英米文学などの広範な知識が必要です。

だから面白いのです。

当面は細部に入る前に、マクロな視点から日本の英語教育の現状を批判的に考察し、今後の課題を議論していきたいと思います。

なので、次回の課題は『現代思想』2015年4月号に寄稿した「『グローバル人材育成』論を超え、協同と共生の外国語教育へ」を批判的に読み解いていきます。

ゼミ生のみなさんには論文の主張とその論拠を押さえていただき、その上で批判と反論を期待しています。

前回のゼミについては、和田さんが見事にまとめてくれました。
感謝です。

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