希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

9.27広島市で日本英語教育史学会

本題の前にお知らせを。

8月13日以来活動を重ねてきた「安全保障関連法案の廃案を求める和歌山大学有志の会」はひとまず幕を下ろし、新たに「安全保障関連法制の廃止を求める和歌山大学有志の会」として再出発いたします。

憲法違反の安保法制を葬り、安倍政権と法案に賛成した政党・議員に鉄槌を下すまで、粘り強く闘いましょう。

イメージ 1

今後の具体的な活動内容としては、

・学習会、シンポジウム等の企画・開催

・他団体および「学者の会」との連携、情報共有、相互協力

・いずれ提起されるであろう違憲訴訟への協力

の3点をとりあえず柱としております。

引き続き、よろしくお願い申し上げます。

9月23日の和歌山市での集会・デモについては↓




9月27日(日) 日本英語教育史学会 第254回 研究例会

時間:午後1時~5時 

会場:サテライトキャンパスひろしま広島県民文化センター)5階 504中講義室
広島市中区大手町1-5-3 TEL: 082-251-3131

内容:

1. 英語教育史入門セミナー(第3回)「明治時代の教科書ガイド:独案内研究の面白さ」

馬 本 勉 氏(県立広島大学

2. 資料紹介 「広島高等師範学校教授・杉森此馬のイギリス留学:明治37年の日記から」

安部規子 氏(久留米工業高等専門学校

3. 自著を語る 「英語教育と戦争教材: 江利川春雄著『英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか』を素材に」 

提案者:江利川春雄(和歌山大学)・指定討論者:藤本文昭氏(横浜翠陵中学・高等学校)

【概要】敗戦70年の節目の年に,広義の<戦争>と英語教育との関係を考えたい。約30年をかけて集めた供給本などの検定・国定教科書を主な素材に,西洋列強との関係を踏まえつつ,日清・日露戦争,植民地領有,第一次大戦アジア・太平洋戦争などがどう描かれたかを通史的に考察する。本文を読み解きながら,込められた教育目的と時代相を批判的に検討し,「墨ぬり」による戦後処理の問題点や今日的な教訓も議論したい。(江利川)

 指定討論者からは,戦後の英語教育でのリーダー(読本)の戦争・平和教材を研究してきた立場から,それらの比較などを通じた疑問や論点を提示し,議論を深めていきたい。(藤本)

イメージ 2

<問合先> 県立広島大学 馬本 勉(umamoto@pu-hiroshima.ac.jp)

日本英語教育史学会 http://hiset.jp/