希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

11.18京都で英語教育史学会

日本英語教育史学会 第265回 研究例会のご案内

日 時: 2017年11月18日(土)14:00~17:00

会 場: 真宗教化センター しんらん交流館

        京都市下京区諏訪町通六条下ル上柳199
    地下鉄五条駅前(東本願寺北隣:京都駅からも徒歩圏内です)

 参加費: 無料

研究発表①

戦前における英語音声学習の大衆化:カナ表記を中心に

上野 舞斗(和歌山大学大学院生)

【概要】英語音声をカタカナで表記することはしばしば批判の的となるが,戦前には岡倉由三郎や市河三喜といった学者たちがカナ表記を英語音声学習の大衆化の手段として肯定的に捉えていた。では,彼らはなぜカナ表記を支持したのだろうか。また,実際の表記法にはどのようなものが用いられていたのだろうか。本発表では,戦後急速に大衆化した外国語教育に活かせることがないかという問題意識の下に,戦前におけるカナ表記に関する言説や,独案内,講義録,雑誌における音声指導法・表記法について明らかにしたい。


研究発表②

第五高等学校入学試験英語問題の解析

田中 正道(広島大学名誉教授)

【概要】戦時下の旧制高等学校入学試験英語問題を校種ごとに比較すると平時にはあまり伺えないそれぞれの学校の特徴が浮き彫りになり興味深い。本発表ではナンバー・スクールの一つ,第五高等学校入学試験英語問題に焦点を当て出題形式ならびに出題内容等の特徴を明らかにしたい。今日の大衆化された大学の入学試験を改めて見直す機会にもなろう。

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<問合先> 日本英語教育史学会例会担当 メール: reikai@hiset.jp

        ◆研究例会はどなたでもご参加いただけます(予約不要)。

        ◆例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。

◆行楽シーズンですので,宿泊をご予定の方は,お早めに各自でご手配ください。

<会場案内>

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