希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

9月21日(土)広島市で日本英語教育史学会例会

日本英語教育史学会第274回研究例会のご案内
日時:2019年9月21日(土)14:00~17:00
会場:サテライトキャンパスひろしま(〒730-0051広島市中区大手町1丁目5-3)
参加費:無料
 
研究発表
新制中学校・高等学校発足時の岡山県中学校・高等学校における英語教員の実態
山田昌宏氏(日本英語教育史学会会員)
【概要】戦後、昭和22年に新制中学校、昭和23年に新制高等学校が発足した。旧制中学校を母体にした新制高校はともかく、新制中学校においては、特に英語の教員確保には苦労したと聞いている。「昭和23年度岡山県学事関係職員録」を基に、教員数、男女比、担当教科数、担当他教科、担当者職名、年齢、養成機関についてその実態を明らかにしたい。また、可能な項目については、「平成28年度岡山県教育関係職員録」から、平成28年度のものと比較してみたい。

 

【自著を語る】

明治後期の文部省留学生の生活について:『杉森此馬英国留学日記明治37年1月1日ー12月31日』を素材として

提案者:安部規子氏(久留米工業高等専門学校(教授))

指定討論者:上野舞斗氏(関西大学大学院(博士課程))

【概要】杉森此馬は広島高等師範学校在任中、文部省留学生として2年間英国及び米国に派遣された。帰朝後は英語音声指導を中心として日本の英語教員養成や英語教育の発展に大いに貢献した。本書は、英国への渡航中であった明治37年1月1日からロンドン及びオックスフォードに滞在した12月31日までの本人の日記を翻刻・翻訳し、解説を加えたものである。日記からは、当時の留学生の心境、生活の実際、オックスフォード大学での聴講の様子、日露戦争中という時代背景での日本人と現地の人々、また日本人同士の交流を知ることができる。

 

<問合先>日本英語教育史学会例会担当メール:

 reikai(at)hiset.jp(at)を@に変換してください。

◆例会は会員・非会員に限らずどなたでもご参加いただけます(予約不要)。

◆行楽シーズンにつき,ご宿泊の方は宿泊先等の確保をお早めにお願いします。

◆例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。

<会場案内>次のリンク先をご参照ください。

サテライトキャンパスひろしま