希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

3月17日(土)日本英語教育史学会京都例会

日本英語教育史学会 第267回 研究例会


非会員でも無料でご参加いただけます。

ぜひ、お越しください。

日  時: 2018年3月17日(土)14:00~17:00

場  所: 真宗教化センター しんらん交流館

       (京都市下京区諏訪町通六条下ル上柳町199)

  地下鉄五条駅前(東本願寺北隣:京都駅からも徒歩圏内です)

         真宗教化センター しんらん交流館 アクセスマップ(☜クリック)

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研究発表①

「英語教育の歴史性を『教室』から考える」

榎本 剛士 氏(大阪大学

【概要】本発表では,英語教育史研究において主流となっている「実証主義」的アプローチとは異なる視座から,英語教育の歴史性への接近を試みる。具体的には,時代(技術)的,認識論的などの理由により従来の英語教育史研究から排除されがちな「教室で実際に起きたコミュニケーション」の談話分析を行い,そこから,教室における実践が指し示す「コンテクスト」として,英語教育史を捉え直す。このことを通じて,(1) 英語教育の歴史が現在進行中のプロセスでもあること,また,それゆえに,(2)「今」起きている英語教育が,様々なレヴェルの歴史の交錯を通じて立ち上がる出来事としても認識され得ること,以上の問題を提起したい。


研究発表②

「西洋近代語教授理論の摂取:文部省官費留学生派遣を通じた摂取内容」

西原 雅博 氏(富山高等専門学校


【概要】明治期英語教授法の近代化は,いわゆる「ナチュラル・メソッド」の系譜に立つ西洋近代語教授理論を摂取しながら進められた。その摂取は,外国人英語教師,日本人による著書や訳書,文部省官費留学生の派遣を主な方法として行なわれたが,本発表では三つ目の「英語教授法」専攻として派遣された留学生について,誰が,どこへ派遣され,そこでどのような近代語教授実践をみたのか等について述べてみたい。


参 加 費: 無料

問 合 せ: 日本英語教育史学会例会担当

メールアドレス: reikaiアットhiset.jp

(上のメールアドレスの「アット」を「@」に変更してください。)


        ◆研究例会はどなたでもご参加いただけます(予約不要)。

        ◆例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。

◆行楽シーズンですので,宿泊をご予定の方は,お早めに各自でご手配ください。

日本英語教育史学会ホームページ