希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

神戸英語教育学会第13回研究大会(5月1日)

《速報》神戸英語教育学会は5月1日に神戸三宮で開催

神戸英語教育学会第13回研究大会が下記の日程で開催されることになりました。
    →神戸英語教育学会

日時: 2010年5月1日(土) 10:30~17:00

場所: 神戸市勤労会館406号室(神戸市三宮駅東に5分)
☆ 研究発表(ただいま募集中)

☆ 特別実践報告

講  師:竹下厚志先生(神戸市立葺合高等学校教諭)

タイトル:「SELHi指定校における4技能統合型の英語授業実践」

要   旨:
「4技能統合型の授業」の実践例を本校のセルハイでの取り組みを通して紹介し
ます。
目指すべき生徒像、目標とするcan-do、および日々の授業での指導内容・
指導方法・指導順序の一例を示して、到達目標から日々の授業につなげていく
backward designの考え方を中心にお話しさせていただく予定です。
また「クラス・コミュニティー」にも触れ、自律した学習者育成の観点からお話しさせてい
ただきたいと思います。


☆ KELTセミナー

テーマ:学習障害(LD)のある子どもへの英語指導法」

発表者:高岡里依(和歌山大学大学院生)・江利川春雄(和歌山大学

要 旨:
あなたのクラスにこんな子いませんか?
知的な発達に遅れがなく、自分の考えを言語化できるのに、文字化することが苦手な子、音読させるとよく読み間違いをする子。
あなたは、そのような子どもに叱ってばかりではありませんか?その背景に障害が隠れているのかも知れません。それは、学習障害(LD)。

3年前から特別支援教育が本格実施されるに伴い、これまであまり注目されてこなかった学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもたちの存在に注目され始めました。
通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童・生徒の割合は6.3%です。その中でも、学習障害の子どもは最も多く4.5%です。

セミナーでは、学習障害に焦点をあて、まず学習障害と一体どんな障害なのかということを知り、次に疑似体験を通して子どもたちの抱える「困り感」を体験します。
その上で、指導のポイントについて提案します。今までの授業を少し工夫するだけで、障害のある子どもだけでなく、子どもたちみんなにとってわかりやすい授業になります。
一緒に特別支援教育の勉強、始めてみませんか?

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全体のプログラムは3月末頃にお知らせします。

非会員の方も無料でご参加いただけます。
ぜひお集まりください。