和歌山大学紀州経済史文化史研究所展示室(図書館3階)にて、
特別展「西岡虎之助 民衆史学の出発」
を11月15日から開催しております。ぜひご覧ください。
僕も西岡の自筆原稿を提供しました。
この展示は和歌山が生んだ
「反骨の歴史家」西岡虎之助の足跡をたどる遺品展です。
西岡は「百姓に歴史はあるのか」といわれ、忠臣賛美の
皇国史観が支配していた
第2次大戦下の
歴史学界において、絵画史料・文学作品等を駆使して、民
衆生活史や女性史を切り開いた先駆者でした。
軍国主義による思想弾圧に屈しなかった西岡の研究業績は、現代の
歴史学に大きな影響を与え、今日の歴史教科書の原型となっています。
本展では処女論文など和歌山
師範学校(現・
和歌山大学教育学部)在学中の史料を展示した昨年度企画展「西
岡虎之助、和歌山の日々―研究と教育の葛藤―」の反響によって、当研究所に寄せられた諸史料を公開する第1弾企画です。
熊野古道大辺路長井坂のスケッチ水彩画、
東京大学提出の
卒業論文正本、未刊行の著書原稿など、西岡民衆史学の成立過程を再検証する遺作の品々を展示しています。
予約くだされば担当
学芸員が展示解説をいたします。
皆様のご来場をお待ちしております。
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【期 間】2010年11月15日(月)~12月17日(金)
【開館時間】午前10時30分~午後4時
【休 館 日】土・日・祝日
(11月
20日(土)、21日(日)は開館します。)
【会 場】
紀州経済史文化史研究所展示室(図書館棟3階)
★事前にご連絡いただければ、簡単な展示解説をいたします。
(金曜日は除く)
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