希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

和歌山市立博物館で「移民の仕事とくらし」展

移民の仕事とくらし―アメリカ、カナダ、ブラジル、オーストラリア

企画展(移動パネル展第7期)

日程:10月20日(土)~11月25日(日)9:00~17:00  (月は閉館)

会場:和歌山市立博物館2階ギャラリー(和歌山市湊本町3-2)南海和歌山市駅徒歩5分
入館料:一般・大学生 500円 小中高生 100円
和歌山市が発行する老人優待利用券をお持ちの方は、本人のみ無料
※団体(20人以上)は2割引  ※毎土曜日は市内の小中高生無料
※11月17日(土)、18日(日)は「関西文化の日」にちなみ無料

内容:
 日本から世界各地への移民は、明治元年(1868)に契約移民153人がハワイに渡航したことに始まります。当地では既に日系六世が誕生する中、移民の足跡を後世に伝えることの難しさが課題となっています。
 全国有数の移民県として多くの移民を輩出してきた和歌山県においても先人の記憶は消失しつつあるのが現状といえます。言葉も文化も異なる外国の地で苦労を重ねる中、今日の日系社会の礎を築いた先人たちの大変な努力、勤勉さ、開拓精神などから、今日に生きる私たちもさまざまなことを学びたいと考えます。
 紀州経済史文化史研究所では、移民母県と呼ばれる和歌山県の地域遺産の一つとして、移民の歴史を記録し伝えてゆくことを重要なことと捉え、「和歌山から世界への移民」というテーマのもと、移民展(2009年 2010年 2011年)を開催してきました。2012年度は、企画展を移動パネル展として 6期に渡って各所で開催してきました。この度、今年度の移動パネル展の最終回として、第7期「移民の仕事とくらし―アメリカ、カナダ、ブラジル、オーストラリア―」を開催する運びとなりました。
 本企画展は移民の歴史を消失してはならないという共通の想いを持つ方々の多大なるご協力のもとに開催に至りました。本展示が、海を渡った先人に想いを馳せていただく機会となれば幸いでございます。

概要: 和歌山市民図書館をはじめとする関係機関の協力に基づく移民関連写真約50点のパネルです。

後援:和歌山市教育委員会/(公財)和歌山県国際交流協会太地町公民館歴史資料室/アメリカ村カナダ移民史料館/和歌山県中南米交流協会  協力:和歌山市民図書館
資料提供:(財)日伯協会理事・黒田公男氏/JICA横浜海外移住資料館