希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

サマータイムブルース~LOVE ME TENDER


RCサクセション サマータイムブルース~LOVE ME TENDER

忌野清志郎の警告が現実のものになってしまった。
このライブは1980年代。
まさに予言の曲だった。

これらの反核・反原発ソングを収めた「カバーズ」は、所属していた東芝EMIから発売を拒否され、1988年にインディーズとしてUSMジャパンから発売された。

東芝は大手の原発関連企業。
清志郎の音楽活動に圧力を掛けてまで推進した原発
それに抗して、反核・反原発を歌い続けた清志郎

どちらが正しかったのか。

今こそ耳を傾けたい。
自戒を込めて。

2001年に和歌山大学の至近距離に巨大な産廃焼却施設が計画されたとき、僕らは教員2名、学生2名で「アンチ産廃バンド」を結成。現在のバンド「先コウ花火」のルーツだ。

産廃反対運動のテーマソングとして、清志郎の「サマータイムブルース」を歌った。
ただし、「原発」を「産廃」に置き換えて。

昼休みの食堂前で突如ライブを始めて、ビックリ仰天の学生たちに産廃反対のビラを配ったり、大学祭やいろんな集会でライブしながら市民に署名を訴えたり。

住民たちと集めた署名は13万6,000筆、訴訟参加団は約7,000人に達した。
事務局長だった僕をいつも支えてくれたのが清志郎の歌。

足かけ6年の闘いに勝利し、いま大学周辺は平和な住宅地に変わった。
来年には和歌山大学前新駅もできる。

今もう一度、「産廃」を「原発」に戻して歌っていかなければならない。
デモにも行こう。
すべての原発を止め、すべての核を廃絶するまで。