希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

猫三朗さんの新曲「君の歌が流れている」

前回の記事のコメント欄にもあるとおり,猫三朗さんから新曲「君の歌が流れている」が届きました。

政権交代の理想も期待を裏切って,財界や自民の保守派に尻尾をふる野田首相周辺を風刺している歌だと勝手に解釈しています。

歌も演奏も歌詞も,とても素晴らしいので,ご紹介します。
  http://musictrack.jp/musics/48325

「君の歌が流れている」 by 猫三朗

君の歌が流れている
今日もテレビから空しく
この国の隅々にまで
君の歌が流れている
30席ばかりの狭い小屋
ほんの少しの時間をもらって
君は君の言葉と旋律で
あふれる思いを歌に託していた
人に生まれた喜び だからこそ背負いこんだ悲しみ
怒り 戸惑い やさしさ 
生きることのせつなさと味わいがわかりかけてきたあの頃
君の歌が流れていた 
先の見えない暗闇に
そっと点った灯のように 
君の歌は流れていた

時は過ぎて君は波をとらえ
強いものへと吹く風に乗った
電気仕掛けのメロディーと言葉
無意味さ 取り繕う英語の歌詞
誰の顔色うかがう 一番大事なことは避けて
「絆」「頑張る」「夢」「believe 」
中味がない分 響きはいいよね まるで道端の交通標語
複雑に絡み合った 
ケーブルを手綱にされて
涙を素通りしながら
君の歌が流れて行く
君の歌が流れている 
今日もテレビから冷たく
君の歌ですらもうない 
君の歌が流れている

猫三朗さんは,コメント欄で次のようにおっしゃっています。

「現在の首相、原発が要らないことも、基地が要らないことも、本当はわかっているのに、意に反することを、まるで自分の意見のように言っているように見えることがあります。
この人もその他の民主党の変節した人たちも、何に負けたのでしょうか。
子供の頃の自分、政治家を志した頃の自分、自民党ではない党を選んだ自分が見たら、おそらく「ああなっちゃ終わりだ」と言われるような人間になり下がって、恥ずかしくないのでしょうか。
首相が近所の人だけに、今の変わり果てた惨めな姿が残念であり、悲しいです。」

まったく同感です。

ついでに,野田内閣のおかげで,私たち国立大学法人関係者の給与は7月から一挙に1割(私は9.77%)も削減されます。

なのに,今度の増税法案では,金持ち優遇税制を一向に改めようとしていません。

野田内閣に怒り心頭です!