希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

19日(日)立命館大で英語教育史学会例会

明日19日(日曜)は、京都の立命館大学で久しぶりの英語教育史学会例会です。
3.11大震災の影響で、3月に行う予定だった例会が3カ月延びてしまいました。
研究仲間に会えるのが楽しみです!

会員でなくても無料でご参加いただけます。お待ちしております!

日本英語教育史学会 第234回 研究例会のご案内

 日  時: 2011(平成23)年 6月19日(日)午後2時~5時

 会  場: 立命館大学衣笠キャンパス 至徳館 304東会議室
       (京都市北区等持院北町56-1)

 参 加 費: 無料

研究発表①:(14:05~15:20)

    唐通事「何禮之」の英語教師履歴

         中 村 賢 一(賢勇スクール)

【発表概要】幕末維新の英学関連本にたびたび名前が登場する「何禮之」または「何禮之助」。詳しい論文が少ないために正体が掴めないでいた唐通事「何禮之」。少ないながら文献にあたると,実は唐通事から華英辞書で独学し,さらに開国間もない長崎に来たプロテスタント宣教師から英語を習得した英語教師。希少価値的存在である英通詞となった何禮之は出仕を義務付けられながらも,後進の育成のために幕末維新期に長崎,江戸,大坂で自分の学塾を展開した。大坂では「大坂洋学校」を設立し,これはのちの第三高等学校京都帝国大学の礎となった。この概略を発表し,時間が許せば,何禮之の使用したと思われる辞書や英学転換の時代背景についても触れたい。

研究発表②:(15:30~16:45)

    未完に終わった竹原常太聖書引用句辞典

         堤 美佐子神戸大学[非常勤])

【発表概要】竹原常太が出版しようと準備を進めていた日本人のための聖書引用句辞典の作成は,未完に終わってしまった。残された膨大な量の原稿からは,聖書のどの部分が,どの作品に引用されたのかを地道に調べあげ,解説を試みた事がわかる。竹原の辞典作成の意図と,その内容を検証してみたい。

問 合 先: 日本英語教育史学会会報担当(馬本 勉) 
      メール: geppo@hiset.jp   TEL&FAX: 0824-74-1725

        ◆研究例会はどなたでもご参加いただけます(予約不要)。

        ◆例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。


<会場案内>
次のリンク先をご参照ください。



【今後の予定】

 日本英語教育史学会第27回全国大会 2011(平成23)年 9月17日(土)・18日(日) 県立広島大学にて開催予定

 ★2011(平成23)年 7月17日(日)に東京で開催を予定していた研究例会は,中止します