2012-04-26 地震大国に原発はごめんだ 原発・平和問題と身辺雑記 #原発問題 部屋の隅から,小さなリーフレットが出てきました。 タイトルは「地震大国に原発はごめんだ」 3.11の原発大事故後,国民の多くが同じ思いでしょう。 で,このリーフレットを読み直して,からだに激震が走りました。 発行はなんと2007年9月。 同年7月の中越地震で,新潟県の東京電力柏崎刈羽原発が大きな損傷を受けた事故直後に発行されたものだったのです。 自分がとても恥ずかしくなりました。 柏崎原発の事故は,日本の原発にとって地震がどれほど危険なものであるかを明らかにしていました。 「崩れた安全神話」 リーフレットは,そう警告していました。 プレートの移動,活断層の危険性,原発敷地内の使用済み核燃料の問題。 3.11後に露出した問題点が,みな書かれています。 なのに,私は,このリーフレットを手にしても,原発を止めるための具体的な行動をしてきませんでした。 福島の原発事故は,決して「想定外」ではありませんでした。 このリーフレットのような,具体的で説得的な警告があったのですから。 原発マネーという麻薬で毒され,「想定外」を連発した自称「専門家たち」を嗤(わら)うことは簡単です。 しかし,自分は連中とどれほど違うのか。 行動しなかった限りにおいて,50歩100歩ではなかったのか。 同じ過ちだけは繰り返さない決意です。