希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

12.19シンポ「経済格差と英語教育」(獨協大学)

12月19日(土)に埼玉県の獨協大学外国語教育研究所でシンポジウム「経済格差と英語教育」が開催されます。

新自由主義政策の下で広がる経済格差。

いま、家庭の経済力と英語学力が強く相関するというデータが報告されています。

頑張っても、お金がないために努力が報われない。

そんな社会を放置してよいのでしょうか。

現状、原因、打開策を皆さんと一緒に考えてきたいと思います。

ぜひ、お集まり下さい。

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以下、獨協大学のホームページからそのまま引用させて頂きます。

外国語教育研究所 第4回シンポジウムのご案内

 獨協大学外国語教育研究所は、第4回シンポジウム「経済格差と英語教育」を開催します。このシンポジウムでは、2つの問題を結びつけて考えます。一つは、中学校・高等学校で6年間もの英語教育を受けているにもかかわらず、到達度が低くとどまる例がしばしば指摘されていること、もう一つは、経済的余裕のない家庭の児童・生徒が学力の伸長においてもハンディを背負う、いわゆる教育における格差の問題です。

 中学生・高校生の英語力向上を阻む要因の一つとして、経済格差に目を向け、中高大の教師が「学校の授業」で全員の英語力を伸ばし、人格形成に資するためにどのような授業を展開すべきかを提案します。学校間、地域間で、いかに連携を取りつつ、より充実した公教育に参加できる機会を生徒達に提供し、彼/彼女らの社会への扉をひらいていくことができるか、ご一緒に考えましょう。

 講師は、英語教育をめぐる社会問題に鋭い発言を続け、協同学習を長く推進していらっしゃる江利川春雄氏(新刊「英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか」2015年7月研究社)、草加の高等学校で「苦手な子どもの心に寄り添う英語教育」を続け、草加市学童保育を運営するNPO法人代表理事でもいらっしゃる小池奈津夫氏、そして、埼玉県内で生活困窮世帯の学習支援事業を行っている「彩の国子ども・若者支援ネットワーク」の越谷地区での活動を担当していらっしゃる岩月桃子氏です。

 教職員、地域に関わる方々、教職課程で学ぶ学生をはじめとして、この問題に関心をお持ちの多くの方々のご参加をお待ちしています。

日 時 : 2015年12月19日(土)14:00~17:00
場 所 : 獨協大学東棟1階 E-101教室
講 師 :
江利川春雄氏 和歌山大学教育学部教授
小池奈津夫氏 埼玉県立草加西高等学校教諭 NPO法人草加・元気っ子クラブ代表理事
岩月 桃子氏 彩の国子ども・若者支援ネットワーク 東部南センター長
コーディネーター: 中村公子 外国語教育研究所主任研究員

<プログラム>
13:30 開場
14:00 開会の挨拶
14:10 基調講演 :江利川春雄氏  「格差と競争から平等と協同の英語教育へ」
15:00 実践報告1:小池奈津夫氏  「『分かりたい!』という生徒の思いから出発して」
15:30 実践報告2:岩月桃子氏   「学習支援を通じて見えてきたもの―子どもたちを取り巻く貧困と困難」
16:00 休憩
16:10 質疑応答およびディスカッション
17:00 閉会
17:15 情報交換会(予約不要・無料)
18:15 終了


お問合せ先 : 獨協大学天野貞祐記念館4階 外国語教育研究所(通称: AMANO外国語研究所)

日時 | 2015-12-19  14:00 ~ 17:00
場所 | E-101教室(東棟1階)
対象 | どなたでもご参加いただけます。
主催 | 獨協大学外国語教育研究所
備考 | 本催事は予約不要・入場無料です。
駐車場の用意はございません。公共交通機関をご利用ください。