希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

DVD「アクティブ ・ ラーニングによる協同的な英語授業づくり」発売開始

2016年の仕事を締めくくるかのように、私たちが進めてきたDVDシリーズ「アクティブ ・ ラーニングによる協同的な英語授業づくり」(全4枚、ジャパンライム)が、ついに発売になりました。

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次期学習指導要領では、教師主導による講義型の授業スタイルから、学習者同士が協同しながら主体的・対話的に深い学びを行う「アクティブ・ラーニングの視点」を取り入れた授業スタイルへと転換する方針が打ち出されています。

アクティブ・ラーニングの中でも、最も質の高い学びをもたらすのが「協同(協働)学習」です。

そのため、タイトルは「アクティブ ・ ラーニングによる協同的な英語授業づくり」とし、協同学習を強調しました。

講義・解説型の授業に慣れ親しんだ先生方に中には、アクティブ・ラーニングや協同学習と言われても、戸惑う人が多いのも事実です。

また、やり方を間違えると、かえって学びの質を引き下げてしまう懸念もあります。

英語教育の目的論や教材論の議論を抜きにして、教授方法であるアクティブ・ラーニングのみを一方的に強調する国のやり方に対しての疑問も少なくありません。

そうした戸惑い、懸念、疑問を払拭し克服するために、全国で活躍する4人の先生たち(中学2人、高校2人)に声をかけ、和歌山大学の学生・院生を生徒役に、企画、撮影、編集、修正を重ねて、なんとか年内に完成しました。

担当者と内容は以下の通りです。

大野傑先生(和歌山大学教育学部附属中学校)
 「ジグソー法を用いたアクティブ・ラーニング」

上本晋之先生(大阪府四條畷市四条畷西中学校)
 「アクティブ・ラーニングで読みと内容理解を深める」

有嶋宏一先生(鹿児島県立甲南高等学校)
 「アクティブ・ラーニングでOutput/表現力を高める」

竹下厚志先生(神戸龍谷高等学校
 「ディベート的手法を用いたアクティブ・ラーニング」

4人ともすばらしい授業展開で、監修・解説者である私としては「お願いしてよかった!」との思いで一杯です。

詳しくは以下をご覧ください。
http://www.japanlaim.co.jp/fs/jplm/gd7957

↓↓サンプルムービーはこちら↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=MbanBH6uhTA

ご意見、ご感想などをお聞かせ頂ければ幸いです。

では、どうぞよい新年をお迎えください。