希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

5月26日、愛知学院大でプロジェクト学習に関するシンポ

5月26日(土)、名古屋市愛知学院大学で、外国語教育メディア学会(LET)中部支部の第91回(2018年度春季)研究大会が開催されます。


15:00からはシンポジウム 「これからのプロジェクト型学習:主体的・対話的な深い学びを目指して」が開催されます。

司会・コーディネーター:小島 ますみ (岐阜市立女子短期大学)

シンポジスト(登壇順):

石井 雄隆 (早稲田大学)
藤田 卓郎 (福井工業高等専門学校)
天野 修一 (広島大学)
江利川 春雄 (和歌山大学)

イメージ 1

私のテーマは「教育政策と協同学習からみたプロジェクト型学習の課題」です。

概要:
「英語で授業」や小学校英語教科化の強制など、教師の主体性を尊重せず、対話的でない行政・政策をどうするか。
上から「主体的に!」と言われたので主体的授業を模索し始める教員・研究者の「没主体性」をどうするか。

いささか挑発的ですが、それは危機感からです。

先生たちに説教するのではありません。

あまりに過酷な勤務条件の下で、誠実に仕事をしている先生たちに対して、勤務条件の改善とワンセットにすることなく「改革」を提起する無責任さを追及したいのです。

外国語教育政策に対して学理に基づいて異議申立をすることなく、「主体的・対話的で深い学び」の軌道に安易に乗っかろうとする人たち、とりわけ英語教育改革から甘い汁を吸おうとする人たち(シンポでお示しします)の姿勢を問いたいのです。

会場でお声がけください。