希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

自立学習者を育てる「教えない授業」

6月25日(土)は、三重県鈴鹿市の鈴鹿医療科学大学で開催された中部地区英語教育学会三重大会に。 問題別討論会の「アクティブ・ラーニングと英語教育」は大盛況でレジュメが足りなくなるほど。 翌26日(日)は英語授業研究学会関西支部 第27回春季研究…

協同学習で題材論を深める

協同学習で一番危険なことは、単なる「指導技術」だと思い込むことです。 より広い(あいまいな)概念であるアクティブ・ラーニングもそうです。 大事なことは、「どんな子どもたちに育てるか」という理念や哲学をしっかり持つことであり、そのために仲間同…

若林俊輔『英語は「教わったように教えるな」』の凄さ

若林俊輔先生の論文集『英語は「教わったように教えるな」』が6月18日に発売になります。 一足先に版元の研究社から送られてきましたので、感謝を込めてご紹介します。 まず、表紙がいいです! 「俊輔トーク」が聞こえてきそうです。 若林俊輔先生(1931ー2…

オキシトシンを出す「部活のような授業」を

去る6月1日のNHK「ためしてガッテン」では「痛み&認知症に効く!「癒やしホルモン」の驚きパワー」と題して、脳内物質オキシトシンの驚くべき効果を特集していた。 僕は以前からオキシトシンに注目しており、協同学習に関する講演などでは、いつもマクラ…

協同学習による授業プラン作り

5月26日のゼミでは、協同学習を取り入れた授業プランの作り方について研究・議論し、さらに実際の授業実例から学びました。 参考にさせていただいたのは、上山晋平先生の新著『英語教師のためのアクティブ・ラーニング』(明治図書)に掲載されている授業…