希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

毎日新聞社からの返信(1)

今日はすごい寒さの中、センター試験の第1日目でした。
朝の7時から夜の9時まで、監督者に指示をとばす仕事で、もうへとへとです。
ICレコーダーの不具合で、再開テストとなりました。やれやれ。

でも、受験生はもっとたいへん。
明日2日目も頑張りましょう。

(なお、英語の試験問題は見るヒマもありませんでした。かつては問題を解いて、満点の快感を楽しむ年もあったのですが、満点でないと凹みました・・・)

さて、先の「授業はすべて英語で」などという誤報に対して、毎日新聞社からの返信(第一報)が1月14日(金)に届きました。
記事を発信した東京本社で検討しますという内容です。

しかし、この誤報問題については執拗に追及し続ける必要がありますので、第一報は儀礼的とはいえ、以下にご紹介いたします。

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江利川春雄 さま

この度はメールで指摘をいただきありがとうございます。
当該記事は東京本社の出稿で、事実確認を含む今後の対応は東京本社の管轄となりますが、和歌山県は大阪本社で印刷した毎日新聞をお届けしている関係から、ひとまずメールを受け取らせていただいている確認を兼ね、こちらから返信を差し上げます。また、先生が和歌山大学に所属されておられることから、地元の和歌山支局にも連絡しています。
なお、毎日jpのフォーマットに従い送信されたご意見は、全国の毎日新聞の読者担当部署で閲覧しております。
まずは取り急ぎご連絡いたします。
今後も毎日新聞をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

毎日新聞大阪本社愛読者センター

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東京本社からの誠意ある回答に期待しましょう。

それにしても、新聞記者ですら「授業はすべて英語で」などと誤報しているのですから、世間一般の誤解も相当なものだと思います。
(それが「黒幕」たちの作戦かもしれませんが。)

これに対して、指導要領の原文、および指導要領解説の文言などを正確に伝え(もちろん、両者とも問題はきわめて大きいのですが)、文部科学省は「授業はすべて英語で」などと一言も言っていないこと、授業の方法および使用言語は教師の裁量権に属することを積極的に発信していきましょう。

今度の誤報問題を、世間の誤解を解くチャンスに転じましょう。

そのために、みなさんの積極的な発言・発信を期待しております。
まずは、お知り合いや職場の仲間にお伝えください。