希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

協同学習への関心の高まりを実感

できる子だけでなく、全員の英語学力を高める。
学力だけでなく、良好な人間関係を育てる。そのため、いじめ、問題行動、不登校などが激減する。

そんな協同学習への関心が英語教師の間でも高まっているようです。

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つい先日、和歌山県内の中学校の教頭先生より、学校を挙げて協同学習に取り組み、成果を上げつつあるとの報告冊子をいただきました。

中を開けて2度びっくり。

1つ目は、僕がこのブログに連載していた「英語科における協同学習の原理と実践」をほぼ全文にわたって冊子に採録され、それを指針に授業/学校改革に取り組んでおられたことです。

同じ和歌山県内なのに、まったく知りませんでした。

2つ目は、その改革の中心になっておられた教頭先生が、大学時代の先輩だったことです。
彼は江利川春雄が「同姓同名の別人」だと思っていたとのことでした。(^_^;)

それもそうですよね。30年前の僕は経済学部生で、彼も僕も英語教師になるとは思っていなかったのですから。奇遇です。

「協同学習」を接点に、こうして和歌山の地で30年ぶりに再会できて嬉しいです。

今度の土曜日(5月21日)には、愛知県半田市「協同と『学び愛』でよみがえる英語授業」と題して講演をさせていただきます。
お近くの方は(遠くても)ぜひいらしてください。

4月29日には神戸英語教育学会で「英語科における協同学習の原理と実践(入門編)」と題してセミナーを開催したのですが、それを聞きに来られていた大阪府堺市の国語の先生からお誘いを受け、7月29日(金)には堺市鳳に参る予定です。

ついでに(なんだか、ヤケですね・・・)、6月13日(月)には同じく協同学習をテーマに岡山県の県立林野高等学校に参ります。

7月末(日程調整中)には大阪大学で、8月11日(木)には和歌山大学の免許更新講習で協同学習のレクチャーをします。(ちなみに、僕は免許更新制度に反対です。)

翌12日(金)には大阪大学公開講座でお話しします。

8月27日(土)は京都市、翌日は岡山県で講演します。

秋には・・・

もうやめた!!

というわけで、英語科でもどんどん協同学習への関心が高まりつつあるのです。

同じ志の人、いっしょにやりませんか、というか分業しませんか・・・
ふー