松野良寅先生(山形大学名誉教授)が、3月12日に86歳でご逝去されました。
昨日、ご遺族(東京在住)からいただいたお葉書で初めて知りました。
ご葬儀は3月14日に近親者にて行われたとのことです。
学校史の名著『興譲館世紀』で日本英学史学会第1回豊田實賞を受賞され、日本英学史学会会長も務められました。
英学史研究に加え、『米沢市史』編纂委員会委員長をされるなど、綿密な考証と流麗な筆遣いで、郷土の史跡や人物誌を多数発表されました。
強いリーダシップをお持ちの先生で、西日本に住む私を日本英学史学会「東日本支部」に誘ってくださり、入会と同時に研究紀要への執筆を働きかけてくださいました。
当時は、厳格な「松野司令官の命令」といった感じだったことを覚えています。
でも、少しもイヤミがなく、磊落なお人柄でユーモアがあり、同時に何ごとも「誠心誠意」といった言葉がぴったりの先生でした。
でも、少しもイヤミがなく、磊落なお人柄でユーモアがあり、同時に何ごとも「誠心誠意」といった言葉がぴったりの先生でした。
昨年7月の松村幹男先生に続き、また英語教育界の巨星を喪いました。
安らかにお休みください。
ありがとうございました。
合掌