希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

広大集中講義「英語教育史」3

広島大学教育学部での集中講義「英語教育史」の第2日目が終了しました。

朝の8時45分から、午後5時50分までの授業を連続3日間。
体力的にキツイどころか、とにかく楽しい時間です。

感想をひと言でいえば、研究者の道を選んで本当によかった!

英語教育史を学部の学生に集中的に語り、資料やデータを提示し、演習し、学生の意見を聞くことをみっちり続けていると、相互の事実関係がくっきりとつながり、「想定外」の意見から思わぬ発見が生まれ、精神がライブコンサートのように熱狂します。

集中講義に特有の「興奮状態の持続」です。

まして、日本における英語教育史研究のメッカである広島大学
控室にも、故松村幹男先生が中心になって集められたと思われる超お宝資料がビッシリと保管されています。
お見せできないのが残念!

さて、2日目の今日の主な講義メニューは、「日本人の英語学習史」、「学習英文法史」、そして「英文解釈の歴史」でした。

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演習課題は、1人1冊ずつ幕末以降の実物資料を手にとってもらい、その学術的価値を考察し、プレゼンするというものでした。

多くの学生が休憩時間も資料に向き合い、インターネットなどで情報を検索し、読み込み、考察結果を発表してくれました。

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実に有望な学生さんたちです。

すべて4人一組での協同学習。

和気あいあいと学び合い、話し合い、息抜きの英語ゲームを楽しみ、何よりも、とても鋭い意見を出してくれます。

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そして、夜は連日、広大の先生たちや大学院生との飲み会。
申し訳ないほど、楽しい時間が流れます。

本日は僕の大好きな日本酒「雨後の月」。
広島県呉の純米吟醸酒です。

広島名産の焼き牡蠣と抜群の相性でした。

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