希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

書評・紹介への感謝

拙著『英語教育のポリティクス:競争から協同へ』(三友社出版)への温かい書評・紹介をいただきました。

心から感謝申し上げると同時に、一部を抜粋・紹介させていただきます。

☆小山内洸氏 『新英語教育』(三友社出版)2009年12月号、pp.60-61
「一読して啓発された。わが国の外国語(特に学校英語)教育政策はどうあるべきかを論じた労作である。」
「なんといっても本書の値打ちは最初の3章にある。英語教師がいま置かれているマクロ状況を自覚するうえでこの部分の熟読が必要だと率直に思った。」

  *なお、単純な誤植ですが、「著者は日本語教育史を専門とし」とあるのは、正しくは「著者は日本英語教育史を専門とし」です。

☆綾部保志氏 『英語教育』(大修館書店)2009年12月号、p.12 
文科省により進められている外国語教育政策、特に、新指導要領の内容(小学校への外国語活動導入、高校でのオール・イングリッシュの授業など)についての問題点が浮き彫りにされている。著者は、英語が使える一部のエリート育成を目指し、<競争と格差>を拡大させる現在の教育政策(つまり、新自由主義的な改革)を痛烈に批判し、<協同と平等>を理念に据えた教育に変えることを訴える。」
「豊富な資料を用いて論拠を示しているので説得力がある。」

本当にありがとうございました。 <m(_ _)m>
ますます元気が出てきます。
日本の外国語教育をまっとうなものにしましょう!