希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

上野千鶴子さん山梨講演中止問題

上野千鶴子さんが山梨市で予定していた介護講演会「ひとりでも最期まで自宅で」が、山梨市長に2月に当選した望月清賢氏らの意向で一方的に中止させられました。

わずかな反対意見や、介護問題とは無関係な上野さんのコラムや出版物が中止理由に挙げられていますが、言いがかりとしか思えません。

自由な言論を封殺しようとする行為として、許せません。

望月清賢・山梨市長に講演中止の撤回と謝罪を求めます。

と、この問題について述べようと思っていたところ、上野さんご自身がブログで反論されています。

予想通りの切れ味で、「そうか、こんな風に反論すればいいのか」と、大いに学びました。


実は私の知る範囲(英語教育関係)でも、同様の「いいがかり」で講演中止問題が起こっています。

恐ろしい時代の空気を感じます。
芽のうちに摘み取らねば。

そのためには、今回の山梨市長の対応を許してはならないと思います。

【追記】3月17日 17:34
山梨市長は、けっきょく上野講演会の中止を「撤回」するようですね。
http://digital.asahi.com/articles/ASG3K3TVPG3KUZOB003.html?iref=comkiji_redirect

仮に撤回したとしても、言論への弾圧を行おうとした行為の犯罪性には変わりはありません。
政治家としての資質が根本的に問われます。
どう責任を取るつもりでしょう。

【追記】3月19日 12:25
3月18日の上野講演会 市長が陳謝
http://digital.asahi.com/articles/ASG3L6JTLG3LUZOB012.html?iref=comkiji_redirect