希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

学習班づくりのためのFFS理論 (2)

次々に原稿と校正の締切が押し寄せ、なかなかブログを更新できませんでした。

ゼミの報告のアップも滞ったままで、報告者の学生には申し訳ないです。

さて、6月2日のゼミでは、FFS理論(Five Factors and Stress)を用いた性格的特性の計測をふまえて、どのようなタイプの人同士を組み合わせれば,パフォーマンスの高いチームができるかを検討しました。

過去ログでも書きましたが、異質でありながら補完関係が成立するチームでは、8人で12人分の生産性を実現します。
http://blogs.yahoo.co.jp/gibson_erich_man/34640981.html

結果的には、環境の変化を敏感に感知し、積極的に突っ走り、仲間を先導していくタグボートタイプ」の人は、価値観や規範を忠実に実行し、後方支援の上手な「アンカータイプ」の人と組むと良いようです。

また、理にかなった精神力、使命感、決断力、行動力を持ち合わせている「リーダーシップタイプ」の人は、管理・調整しながら継続的に物事に対処する「マネジメントタイプ」の人と組み合わせると良いようです。

最強なのは、上の4つのタイプがすべてそろった「コンプリートチーム」です。
様々な環境に応じて、個々の役割が自然に入れ替わることで、どんなミッションにでも対応することができると言われています。

タグボートタイプ」同士が集まると「ドリームチーム」が生まれます。
このチームは、現状にとらわれない斬新なアイディアがほとばしるように出るので、ベンチャービジネスなどに向くようです。

ただし、いわばアクセルだけでブレーキがありませんから、空中分解するリスクも高いようです。
ですから、慎重で冷静な「アンカータイプ」の人によるブレーキが必要です。

ちなみに、僕は「タグボートタイプ」でした。(^_^;)
やっぱり・・・

以上をふまえて、ゼミ内のチームを組み直しました。
きっと、よいパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

なお、4つの性格タイプの特徴については、以下が参考になります。
http://kicompany.biz/5270/

ご自分がどのタイプかを知るには、以下のFFS理論テストが参考になります。
http://clttrust.com/?p=2882

さて、6月2日のゼミ報告をお送りします。

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