希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

7月16日(土)『英語と日本軍』について語ります。

日本英語教育史学会 第258回 研究例会のご案内

 日  時: 2016年7月16日(土)14:00~17:00

 会  場: 東京電機大学 東京千住キャンパス(東京都足立区千住旭町5番)

 参 加 費: 無料

<研究発表>

 戦後の高校英文法教育史(その1):検定教科書の9年間と,自由化後の高校現場

     久保野 雅史(神奈川大学

【概要】5月の全国大会では、①高校文法検定教科書の廃止は、学習指導要領の改訂と直接的には関係していないこと、②教科書の種類は「検定受理種目」で決まること、③文法教科書廃止後も、高校では「準教科書・副教科書」と呼ばれる教材が採用され続けたこと、等を指摘した。今回の発表では、検定受理種目から文法が消えた経緯について、教科書検定関係者への聞き取り調査を行った結果を踏まえて、種目の改廃・変更がどのように起案され審議されてきたのか報告したい。また、江川泰一郎のA New Guide/Approach to English Grammarと『英文法解説』、安井稔のA Better/Shorter Guide to English Grammarと『英文法総覧』を具体例として取り上げ、文法検定教科書廃止前後の文法教育の状況を明らかにしたい。


<自著を語る>

 近代日本の陸海軍を英語教育史から見直す:江利川春雄著『英語と日本軍:知られざる外国語教育史』を素材に

     提案者:江利川 春雄(和歌山大学

     指定討論者:横山 多津枝(防衛大学校


【概要】日本軍の近代化に果たした外国語の役割、陸海軍における外国語教育の実態、アジア・太平洋戦争期の英語軽視と敗戦との関係、米軍の日本語教育との対比、戦前と戦後の連続性などの諸問題を、英語教育史の視点から読み解きます。約15年に及んだ資料収集、旧軍人への取材の苦労、繰り返される原稿の書き直し。涙と感動の裏話も聴いてやってください。

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<問合せ先>  東京電機大学 工学部 英語系列 河村研究室(河村和也)

メール:reikai@hiset.jp  電話:03-5284-5641

<会場案内>  次のリンク先をご参照ください。

         アクセス(東京電機大学 東京千住キャンパス)

       「北千住駅」東口(電大口) 徒歩1分


      ◆研究例会はどなたでもご参加いただけます(予約不要)。

      ◆例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。