希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

神戸英語教育学会第13回研究大会プログラム

神戸英語教育学会第13回研究大会のプログラムが決まりました。
研究会にはどなたでもご参加いただけますので、ぜひお越し下さい。

 *4月2日修正版

日時 2010年5月1日(土) 10:00~17:00 (10:00受付開始)

会場 神戸市勤労会館 406講習室(各線三宮駅下車南東3分 078-232-1881)
⇨会場のご案内

プ ロ グ ラ ム

総会
10:00 開会の挨拶 会長   江利川春雄(和歌山大学
総会 進行 事務局   桂 敦子 (兵庫県立神出学園)
会計監査報告 会計監査 石川有香 (名古屋工業大学
        
研究発表(午前の部)
 
10:30-10:50 「英語科教育で文化相対的な視野を養うこと」  中嶋愛美 (須坂市立相森中学校)
10:50-11:10 「英語教育における文学についての調査報告 」 後中陽子 (近畿大学
11:10-11:30 「エンジニアリングデザイン能力向上につながる授業実践」 林浩士(鈴鹿工業高専
11:30-11:45 質疑応答

研究発表(午後の部)
 
12:50-13:10 「ラオスの英語教育」 宮崎 操 (舞鶴工業高専
13:10-13:30 「英学草創期に和歌山藩へ来た英語教師たち」 中村賢一(賢勇スクール代表)
13:30-13:40 質疑応答

13:40-13:50 休憩

13:50-14:10 「鈴木孝夫の英語教育論を考える」  伊原 巧 (信州大学
14:10-14:30 「韓国英語村の可能性―プサンシャンプのケースー」 木村麻衣子(武庫川女子大学
14:30-14:40  質疑応答

14:40-14:50 休憩  

特別実践報告 
14:50~16:00 「SELHi指定校における4技能統合型の英語授業実践」
       講師:竹下厚志先生 (神戸市立葺合高等学校教諭)
要   旨:
「4技能統合型の授業」の実践例を本校のセルハイでの取り組みを通して紹介します。目指すべき生徒像、目標とするcan-do、および日々の授業での指導内容・指導方法・指導順序の一例を示して、到達目標から日々の授業につなげていくbackward designの考え方を中心にお話しさせていただく予定です。また「クラス・コミュニティー」にも触れ、自律した学習者育成の観点からお話しさせていただきたいと思います。

KELTセミナー
16:10-16:50 学習障害(LD)のある子どもへの英語指導法」
高岡里依(和歌山大学大学院生) 江利川春雄(和歌山大学)  

要 旨:
あなたのクラスにこんな子いませんか?
知的な発達に遅れがなく、自分の考えを言語化できるのに、文字化することが苦手な子、音読させるとよく読み間違いをする子。
あなたは、そのような子どもに叱ってばかりではありませんか?その背景に障害が隠れているのかも知れません。それは、学習障害(LD)。
3年前から特別支援教育が本格実施されるに伴い、これまであまり注目されてこなかった学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもたちの存在に注目され始めました。
通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童・生徒の割合は6.3%です。その中でも、学習障害の子どもは最も多く4.5%です。
セミナーでは、学習障害に焦点をあて、まず学習障害と一体どんな障害なのかということを知り、次に疑似体験を通して子どもたちの抱える「困り感」を体験します。
その上で、指導のポイントについて提案します。今までの授業を少し工夫するだけで、障害のある子どもだけでなく、子どもたちみんなにとってわかりやすい授業になります。
一緒に特別支援教育の勉強、始めてみませんか?

16:50    閉会の挨拶 副会長 眞砂 薫(近畿大学

17:30~   懇親会