希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

ラーメン界の最高峰「神座」(かむくら)

いよいよ後期の授業開始。

今日は、大阪大学国語学部に出講してきました。

4限の教科教育法(英語)には、留学から帰ってきた学生たちがどっと加わって、教室は満杯です。

それでも、以前の大阪外国語大学時代は150人近い学生を前に毎回「講演」でしたが、今は50人ほどなので、隣の教室なども借りて、なんとかグループワーク(協同学習)を取り入れています。

3限の英語の授業は教科書を使わず、すべて英語の音楽と映画だけで行っています。
今日は90分かけて名曲We Are the World (1985)をやりました。

アフリカの飢餓を救うために全米の名だたるミュージシャンたちがノーギャラで集まり、あの素晴らしい名曲が生まれました。

曲を聴き、リスニング問題を解き、詞の素晴らしさを味わった上で、この曲が完成するまでの舞台裏をメイキング・ビデオ(DVD)を使ってじっくり見ました。

このメイキングは何度見ても感動します。
プロの仕事ぶりの厳しさ、情熱、飢餓に苦しむ人々への真摯な思い。

スタジオに入る前の合い言葉は「ドアの前でエゴを捨てろ」。

ぜひ、We Are The World ~THE STORY BEHIND THE SONG~ [DVD ]をご覧ください。

授業の最後に書いてもらう「ふり返り用紙」には、学生たちの感動のことばが溢れていました。

で、授業が終わって、久しぶりの大阪。
自然に足が向いたのが、千日前の「神座」(かむくら)です。

難波、道頓堀、千日前周辺のラーメン店はしらみつぶしに食べ歩きましたが、僕にはこの「神座」(かむくら)]がダントツの一位です。(写真はiPhoneで撮ったのでイマイチですが。)

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初めて神座が開店したのは1986年。
道頓堀の奥まった路地の中で、たった4坪9席の小さなお店でした。
いまも、そのお店は残っています(拡張されていますが)。

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あっという間に評判を呼び、当時大阪に住んでいた僕も食べに行きました。
寒い冬空に、30分以上待ったことを覚えています。

その美味いこと!
この世に、こんなに美味しいラーメンが存在するのかと驚愕しました。

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まず驚いたのは、白菜をスープの中に大量に入れること。
ほとんど野菜スープです。

でも、そのコク、うまみ。
にわかに形容しがたい独特の味です。
他の店にはぜったいにありません。この味。

僕は、神座に行ってスープを飲み干さないことはまずありません。
だから、帰りの電車ではとても喉が渇きます。
ですから、かならず水筒にお茶を準備しておきます。

トッピングは様々なものから選べますが、僕の定番は「もやしとネギのハーフ」(100円)。
メニューには書いていないので、店員さんに100円玉を渡しながら、優しく「もやしとネギのハーフね!」と言いましょう。

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半熟の煮卵も、ワンタンも、水餃子もいいですよ。

神座は今や多くの支店を出し、東京にも進出しています。

そうなると、味が落ちないか心配ですが、僕が経験した限りは大丈夫。

創業当時の味を守るために、スープソムリエ制度といわれる社内資格制度を設けて、その試験に合格した職人だけがスープを調理できるそうです。

ぜひ、この味は守ってもらいたいものです。

これからはラーメンが美味しい季節。
一度「神座」を体験してみてください。

と、このブログを書いていたら、また食べたくなりました・・・