希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

「入試にTOEFL」問題をLTDとディベートで深める

問題点を深く理解し、自分の考えを固める上で、LTD話し合い学習法とディベートは効果が高いと思います。

6月3日の英語教育ゼミでは、例の「大学の入試や卒業要件にTOEFLを課すことの是非」について、LTD話し合い学習法で深く議論をしました。

討論に参加するには、あらかじめ関係資料をよく読み、所定の項目について自分の考えを言語化しておかなければなりません。いわゆる「予習ノート」で、提出してもらいます。

ゼミ生の平均予習時間は、約4時間でした。多い人で6時間、最低でも2時間です。

詳細は以下のゼミ報告をご覧ください。

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こうした深い予習と話し合いによって問題を深く理解し、自分の言葉で表現できるようにしてから、翌週(本日6月10日)に、2組に分かれて同じテーマでディベートを行います。

大事なことは、前半で「賛成派」になった人は、後半で「反対派」になることです。

一つの問題を賛成と反対の両面から考察することで、より深い理解へと進むためです。

今回は私が審判をしました。
みんなよく資料と発言を準備してくれましたが、「合格点」に達したのは1~2名だけ。

まだまだ自分の意見を証拠を添えて的確に言語化するには修業が必要です。

くやしさをバネに、頑張りましょう。
今後に期待しています。
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