希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

後期のゼミがスタート

10月3日(金)後期のゼミ(英語教育演習)が始まりました。

ゼミ長の大倉君がアイルランドに留学したこともあり、ちょっと寂しいですが、大学院生(現職教員)を含む新たな参加者もあり、元気よく頑張りましょう。

はじめに、全員に8月-9月期の取り組みについてプレゼンしてもらいました。

3回生は教育実習を経験して、とてもたくましくなりました。

なにより、現場を経験したことで英語教育に関する問題意識が鋭くなり、主体的な学びの姿勢が強まりました。

これらを踏まえて、ソウルのお土産を食べながら、後期のゼミの重点課題や、プロジェクト研究テーマについて自由に意見交換しました。

・教育実習を通して各々が感じた教育現場における課題(辞書の引き方の指導、教材観、教科書の題材、品詞の指導など)が提案されました。

・ESD(持続可能な開発)や新しい学力観などについても考えていく必要があるという案もありました。

・次期学習指導要領の改訂を視野に入れ、Can-Doリストについて、欧州のCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)などと比較・検討する必要があるという意見も出ました。

当面は、『協同学習を取り入れた英語授業のすすめ』(大修館書店、2012)を基本テキストに、英語科における協同学習の理論と実践について学びつつ、文科省有識者会議の報告書(9月29日)の議論や、それぞれの問題意識に合った課題を研究・討論していきたいと思います。

詳細は、和田さんの報告をご覧ください。

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