希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

4人組ブックレット第3弾もうすぐ刊行

10月29日(土)に明海大学で、4人組( 大津由紀雄・鳥飼玖美子・斎藤兆史・江利川春雄)による講演シンポジウム「複言語・複文化主義から英語教育の在り方を再考する」が開催されます。

ぜひ、ご参集ください。
http://oyukio.blogspot.jp/

会場では、なんと、4人組のできたてホヤホヤの新著『ライブ版「グローバル人材育成」の英語教育を問う』ひつじ書房、定価1200円)を販売予定です。

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なぜ「ライブ版」かというと、昨年6月に名古屋の中京大学で開催された講演シンポジウムの内容をもとにしているからです。

今回のゲストは、主催校である中京大学准教授の野村昌司先生、それに『バカの壁』などで有名な解剖学者の養老孟司先生です。

いま、「グローバル人材」育成の名のもとに、1割ほどのエリート養成に特化した英語教育政策が進められています。

今年度中に改訂が予定されている次期学習指導要領では、

・小学校外国語活動の早期化・教科化

・中学校での語彙の3~5割増(1200語程度→1,600~1,800語程度)と言語活動の高度化

・高校卒業時までの語彙の3~7割増(3,000語程度→4,000~5,000語程度)と言語活動の超高度化

・中学・高校の英語による英語授業

など、たいへんな方針を盛り込もうとしています。

これらを迎え撃ち、子どもが輝く教育実践を進めるために、ブックレット第3弾および明海大シンポをどうぞよろしくお願いします。