ジャパンライム社の依頼によるオンデマンド版の連続講座「英語教育の歴史から学ぶ」が、10月5日よりネット配信されます。
これからの日本の英語教育を、どうすべきでしょうか。
進むべき方向を見定めるためには、日本人が英語をどう学び・教えてきたかの歴史を謙虚にふり返り、その足跡を確かめるしかありません。
そうしないならば、現にしばしば目にするように、「改革」は現実を無視した「思いつき」の域を出ないのではないでしょうか。
教科化が決まった小学校英語を例にとれば、教員の研修と資質向上、中学校との連携、教授法の不備、国語教育との関係など、今日抱える様々な問題点が明治期にほとんど出つくしていました。
さらには、音声・コミュニケーション重視も、英語入試改革も、日本という特異な言語環境にふさわしい勉強の仕方も、みな明治期から試行錯誤を重ねてきたのです。
講座では、そうした先人たちの豊かな経験から、現在のさまざまな問題を解決するためのヒントを得ようと思います。
歴史は知恵の宝庫です。
そのことを再認識しながら、未来を拓くために、歴史から謙虚に学びたいと思います。
第1回 小学校の英語教育は明治から
第2回 英語教科書の歴史
第3回 受験英語と参考書の歴史
第4回 英語学習法の試行錯誤史
第5回 コミュニケーション重視への挑戦