日 時: 2010年(平成22)年7月18日(日)午後2時~5時
研究発表(1)
「英語教育目的論における<実用>と<教養>の再定義の試み」
拝田 清(拓殖大学[非常勤])
【概要】英語教育目的論では,しばしば「実用と教養の均衡が必要である」との指摘がなされる。その主旨には深く賛同するのだが,自分の授業実践に活かすために「実用」と「教養」とは何かを考えてみると,途端にこれらの概念の曖昧さに突き当たる。本発表では,多様な分野の先行研究を援用して,これまでの「実用」と「教養」を概観する。そして,新しい時代の英語教育目的論に寄与するような「実用」と「教養」の再定義を試みたい。
「明治期英文法排撃論と実業界」
斎藤 浩一(東京大学大学院[院生])
【概要】明治30年代から40年代にかけて、英文法教育の妥当性をめぐり活発な論争が開始された。そこにおいて提出されている問題は現代のそれと殆ど変わらないと言っても過言ではないが、本発表では、主に当時の実業界の動向を勘案しながら、その因果関係を把握してみたい。
問合先: 日本英語教育史学会会報担当(馬本 勉)
メール: geppo@hiset.jp
◆例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。