希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

熊本日日新聞の書評(『受験英語と日本人』)に感謝

本日8月11日は教員免許更新の講習で、小・中・高など45名に先生たちに「英語授業改善のあの手この手」と題してレクチャーしてきました。

メインは、協同学習による授業改革と、Windowsに内蔵されている(または無料でダウンロードできる)「 Live ムービーメーカー」を使ってのデジタル動画教材の作成法

みなさんたいへん熱心で、とても充実した1日でした(ただし、私は教員免許更新制度には反対です)。

精神的には充実したのですが、6時間の講習を1人で担当するのですから、さすがに体力的にはキツかったです。しかも、明日は大阪大学での「教員のための英語リフレッシュ講座」で講演しないといけませんし。

で、家に帰ると嬉しい情報が届いていました。
熊本の西忠温先生(元崇城大学教授)から、英語教育史に関連した新聞記事のコピーが送られてきていたからです。

最初に目に飛びこんできたのは、拙著『受験英語と日本人』(研究社)の書評です。
日付は5月1日(日曜日)で、評者は竹内洋先生関西大学人間健康学部学部長・京都大学名誉教授、歴史社会学専攻)です。

ビックリしました。
この書評については今まで全く知らなかったからです。

竹内洋先生といえば、『立志・苦学・出世―受験生の社会史』(講談社現代新書 1991年)や『日本の近代12―学歴貴族の栄光と挫折』(中央公論新社 1999年/講談社学術文庫、2011年2月)など、まさに受験競争や学歴主義の研究の第一人者。

私も先生の多くの御本から学び、拙著でも引用させていただきました。
その竹内先生に書評していただいたことを3カ月以上も知らなかったとは!
誠にお恥ずかしく、すぐにでもお詫びとお礼のお手紙をお送りしたいと思います。

書評の内容が素晴らしいのはもちろんです。
なかなか手に入りにくい新聞かと思いますので、西先生に送っていただいたコピーを掲載させていただきます。

お2人の先生に、心からの感謝を捧げつつ。

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