今日のお昼も美味いラーメンを食べてきたのですが、「原稿の神様」を引き降ろすために、ラーメン・ネタは後回しにして、英語にちなんだことを書きます。
こうして、1873(明治6)年から翌年にかけて、東京、大阪、長崎、広島、愛知、宮城、新潟の通計7か所に官立の外国語学校が開校しました。
そのほかの英語学校はいずれも1877(明治10)年2月をもって廃止され、それぞれ地方庁の経営に移管されて中学校などになります。
制度的な位置づけとしては、文部省の「学制百年史」が次のように述べています。
中学程度の外国語学校
明治六年四月二十八日の「学制二編追加」において、外国語学校の目的の一つが、専門学校への入学者のための予備教育にあることを明らかにした。
外国語学校の入学資格は小学校を卒業した年齢十四歳以上のものとしている。
外国語学校の入学資格は小学校を卒業した年齢十四歳以上のものとしている。
また専門学校の入学資格は、小学校卒業者で外国語学校の下等段階の教科を履習した年齢十六歳以上のものとした。
一方、修業年限四年の外国語学校の下等の段階は一級六か月の課程で第四級から第一級まで計二年で編成されている。
その教科は綴字、習字、読方、諳誦、算術、会話、書取、文法、作文、地理、歴史、体操と定めた。
また専門学校へ入学する予定の生徒は定められた教科以外に「余カヲ以テ中等教科ヲ国書ニテ研究スヘシ」と要請されている。
一方、修業年限四年の外国語学校の下等の段階は一級六か月の課程で第四級から第一級まで計二年で編成されている。
その教科は綴字、習字、読方、諳誦、算術、会話、書取、文法、作文、地理、歴史、体操と定めた。
また専門学校へ入学する予定の生徒は定められた教科以外に「余カヲ以テ中等教科ヲ国書ニテ研究スヘシ」と要請されている。
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なお、香川大学の神原文庫に所蔵されている外国語学校規則の明治6年版と7年版の異同等については、竹中龍範教授が解説されています。
http://www.lib.kagawa-u.ac.jp/www1/kambara/kyosoku/kyosoku.html
http://www.lib.kagawa-u.ac.jp/www1/kambara/kyosoku/kyosoku.html
と、前置きはそのくらいにして、どうぞ生の資料をご覧ください。
これで、原稿の神様は降りてくるかなあ・・・