希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

LTD話し合い学習法の進化形を模索

前期のセメスターもほぼ終わり。
振り返る時期になりました。

前期のゼミでは,日本語と英語のテキストを使って,協同学習の一種である「LTD話し合い学習法」を主に実践し,その成果と課題を検証してきました。

主な成果は,

・テキストを深く読み,事前に意見を考えてゼミに望むようになった。予習に3時間以上(ときには8時間ほども)かけることが当たり前になった。

・そのため,少人数(3~4人)での,かなり密度の高い討論が展開された。

課題は,

・テキストは主張の鮮明なものの方がふさわしい。

復習の活動を取り入れることで,さらに学びが深まるのではないか。

・学生同士での予習と討論によってテキスト理解は深まるが,教師が持つ高度な学識を活用できないのはもったいない。

といったものでした。
いずれも,協同学習の成果と課題に通じるものがあるでしょう。

これらの課題を克服して,より高度な「LTDプラス」を独自に作り上げていこうということで話が進んでいます。

詳細はAyumiさんのゼミ報告をご覧ください。

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