日本の英語教育、外国語教育をこれからどうしていけばよいのか。
政治家や財界や官僚にまかせるのではなく、私たち一人ひとりが考えていかないと大変なことになる。
こうした危機感が広がっています。
この問題での私のブログへの書き込みの多さ、継続性、意見・視角の多様さなどが、そのことを示しています。
私自身、そうした声にお答えしていなければならないと思いつつ、この間は、予算・人員削減を伴った大学・大学院改革の担当者としての膨大な会議会議、雑誌の原稿締切、そして明日7月14日の講演会「英語教育、迫り来る破綻:みんなで考え、行動しよう!」の準備など、幸せで泣きたくなる程の仕事量のために、ブログの更新もままならず、申し訳なく思います。
さて、そんな中で、嬉しい報告が4つあります。
文章の最後で、嶋田先生は以下のように書いておられます。
■今こそ「日本における教育の課題」をオールジャパンで考えよう!
今度の英語教育の改革案にも、今述べた「総合的学習」と同じような「問題点」があるのではないでしょうか。もっと現場をよく見て、現場の人々から意見を聞き、さらに多分野・多領域の関係者とも連携して、日本の教育を考えていくことが重要だと改めて思います。
今度の英語教育の改革案にも、今述べた「総合的学習」と同じような「問題点」があるのではないでしょうか。もっと現場をよく見て、現場の人々から意見を聞き、さらに多分野・多領域の関係者とも連携して、日本の教育を考えていくことが重要だと改めて思います。
星が4つ(満点は5つ)で「読みごたえたっぷり、お薦め」という意味です。
「驚くべき告発」というのがいいですね。
何よりも、英語教育関係者でないサイエンス作家の目にとまったことが嬉しいです。
ぜひとも国民的な議論を巻き起こしたいと考えていたからです。
ありがとうございました。
ぜひとも国民的な議論を巻き起こしたいと考えていたからです。
ありがとうございました。
3. こうしたご紹介もあってか、Amazonでは発売初日で完売し、600以上の注文がさばききれなかったために、1週間ほど在庫切れが続いていたようです。(ご迷惑をお掛けしました。)
ようやく本日、「在庫あり」になりました。
ようやく本日、「在庫あり」になりました。
嬉しいことに、本日の時点で、「英語・外国語」部門に加えて「教育行政・法律」部門でも第1位となっています。
外国語教育政策を問い直したい、という私たちのスタンスからすると、とても嬉しいです。
外国語教育政策を問い直したい、という私たちのスタンスからすると、とても嬉しいです。
さらに嬉しいことに、「猫三朗」さんが「英語教育に関心のある全ての人に」という素晴らしいカスタマーレビューを書いてくださっています。
後半部分を紹介させて下さい。
「英語を話せなければいけないということは、強迫観念にすらなっている。
英語教育は教育とは呼べない代物に変貌させられつつあるのに、こうした歪んだ現状認識のせいで、真の問題が見えにくくなっている。
本書は、こうした危機的状況に異を唱える4人の教育者が緊急に出版した本である。
学者には、自分の良心に従い、誇りを持って学問をする者もいれば、目先の利益のために知識を利用することに何の痛痒も感じない者もいることが、原子力発電所の大爆発で露呈した。
この本の著者4人は、真の意味で、教育者であり、学者である。
こうした人々の努力おかげで、崩壊しつつある英語教育は、まだかろうじて教育にとどまっていられるのだろう。
英語教育関係者のみならず、政治家をはじめ、英語に関心のあるものすべてに読んでほしい本である。」
英語教育は教育とは呼べない代物に変貌させられつつあるのに、こうした歪んだ現状認識のせいで、真の問題が見えにくくなっている。
本書は、こうした危機的状況に異を唱える4人の教育者が緊急に出版した本である。
学者には、自分の良心に従い、誇りを持って学問をする者もいれば、目先の利益のために知識を利用することに何の痛痒も感じない者もいることが、原子力発電所の大爆発で露呈した。
この本の著者4人は、真の意味で、教育者であり、学者である。
こうした人々の努力おかげで、崩壊しつつある英語教育は、まだかろうじて教育にとどまっていられるのだろう。
英語教育関係者のみならず、政治家をはじめ、英語に関心のあるものすべてに読んでほしい本である。」
ありがとうございました。
今回の入試にTOEFL問題は「平成の英語教育大論争」に発展する気配ですから、昭和の「英語教育大論争」を展開された平泉氏にはぜひお目にかかりたいと思っています。
そこで、私だけは公務と重なり無理なのですが、大津、斎藤、鳥飼の3氏が平泉氏とお話しすることになっています。(ああ、オレも行きたい!)
さて、今回のブックレットは「言いなりにならないぞ!」という意志を示すための「緊急出版」であり、脱稿後の情勢の変化をふまえるならば、書き足したいこともたくさんあります。
しかし、幸い、さまざまな反響をいただき、議論が盛り上がっています。
その意味で、『英語教育、迫り来る破綻』はあくまで出発点です。
これを契機に、日本の英語教育、外国語教育、あるいは教育そのものはどうあるべきなのかを、政治家、財界、官僚に任せきりにせず、自分たちでよく考え、行動していきませんか。
そろそろ明日の7.14講演会に向け、東京出発の準備にとりかかります。
会場でお目にかかれる皆さん、熱く語り合いましょう!