希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

小熊英二さんに感謝

今朝(4月30日)の朝日新聞朝刊には、日英対訳で安倍首相の米国議会での演説の全文が掲載されていた。

主権国家の長が日本語ではなく英語(しかも・・・)で演説すること自体に違和感を覚えたが、それ以上に内容に失望した。

アメリカなどでは、早くも「首相が過去の植民地支配と侵略に対する「おわび」を表明せず、いわゆる従軍慰安婦問題にも触れなかったことを批判する声も聞かれた」という。


しかし、15ページのところで嬉しい記事が目に飛びこんできた。

「論壇委員が選ぶ今月の3点」で、尊敬する小熊英二さん(思想・歴史担当)が、私の「『グローバル人材育成』論を超え、協同と共生の外国語教育へ」(『現代思想』4月号)を選んでくれたのである。

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私は小熊さんを、内田樹さん、白井聡さんなどとともに、現代日本における尊敬すべき思想家・知識人だと思っている。

その小熊さんから「今月の3点」に選んで頂けたことが、素直に嬉しい。

毎日毎日原稿に追われる日々だが、「書いてよかった!」と思える一瞬は、確かにある。

がんばろうっと。