希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)2

歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考えるブログです。

英語科における協同学習の原理と実践(10)主要参考文献

協同学習や「学びの共同体」創りに関しては、近年さまざまな文献が出ています。
ここでは、入手しやすいもので、本連載で参考にしたものを中心に著者ABC順に挙げます。
これ以外にもたくさんあります。「これはぜひ」と推薦されたい方はコメント欄でご紹介下さい。

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Barkley, E. F. et al.(2005) Collaborative Learning Techniques : A Handbook for College Faculty. Claire Howell.(安永悟監訳(2009)『協同学習の技法:大学教育の手引き』ナカニシヤ出版)

福田誠治(2007)『競争しても学力行き止まり:イギリス教育の失敗とフィンランドの成功』朝日新聞社

伏野久美子(2007)「協同学習の基本原理と主要な実践方法」『新英語教育』5月号19-21頁、三友社出版

Jacobs, G. M. et al. (2002) The Teacher's Sourcebook for Cooperative Learning : Practical Techniques, Basic Principles, and Frequently Asked Questions. Corwin Press.伏野久美子・木村春美訳(2005)『先生のためのアイディアブック:協同学習の基本原則とテクニック』日本協同教育学会)

Johnson, D. W. & Johnson R. T. 関田一彦(監訳)(2001)『学生参加型の大学授業:協同学習への実践ガイド』玉川大学出版

神戸大学附属住吉中学校・神戸大学附属中等教育学校(2009)『生徒と創る協同学習:授業が変わる・学びが変わる』明治図書

小嶋英夫・奈良之弘(2005)「附属中学校における英語の協同授業 : 協力的なグループ・ワークで育むコミュニケーション能力とラーナー・オートノミー」『弘前大学教育学部研究紀要クロスロード』第9号 47-55頁

三浦孝ほか(2006)『ヒューマンな英語授業がしたい!―かかわる、つながるコミュニケーション活動をデザインする』研究社

Nakanishi, Sae (2009) A Study of Lerner Autonomy through Cooperative Learning at Senior High School in Japan. Unpublished(和歌山大学教育学研究科提出の修士論文

中西佐江(2009)「自律学習者を育てるための高等学校英語科における協同学習を用いた授業実践」和歌山英語教育研究会研究紀要EVERGREEN第8号

佐藤学(1999a)『教育改革をデザインする』岩波書店

佐藤学(1999b)『学びの快楽:ダイアローグへ』世織書房

佐藤学(2001)『学力を問い直す:学びのカリキュラムへ』岩波書店

佐藤学(2003)『教師たちの挑戦:授業を創る、学びが変わる』小学館

佐藤学(2004)『習熟度別指導の何が問題か』岩波書店

佐藤学(2006)『学校の挑戦:学びの共同体を創る』小学館

佐藤学(2009a)「学びの協同体研究会講演資料」2009年2月28日検索 
  →PDFファイル

佐藤学(2009b)「言語リテラシー教育の政策とイデオロギー大津由紀雄編著(2009)『危機に立つ日本の英語教育』慶應義塾大学出版会 240-277頁

佐藤学和歌山大学教育学部附属小学校(2009)『質の高い学びを創る授業改革への挑戦:新学習指導要領を超えて』東洋館出版社

新英語教育研究会(2010)『新英語教育』2010年1月号 →紙面紹介
  *特集「学習集団づくりと協同学習~自ら学ぶ みんなで学ぶ~」の下記の諸論文
  「学習集団作りと学びの共同体作りについて」(田中渡)
  「協同学習(「学びの共同体」づくり)による授業・学校改革の試み」(根岸恒雄)
  「協同的な学びで学習意欲・学習効果を高める」(徳長誠一)
  「共に学び,高めあうために必要な条件は?」(吉岡潤子)
  「協同学習入門ワークショップ」(友松利英子)

ヴィゴツキー著・柴田義松訳(1962)『思考と言語』明治図書(新訳版、2001、新読書社)

吉田沙由理(2008)『小さな国の大きな奇跡:キューバ人が心豊かに暮らす理由』WAVE出版

吉田太郎(2008)『世界がキューバの高学力に注目するわけ』築地書館

亘理陽一(2009)「英語教育における協同学習研究の現状と課題」日本教育方法学会(2009)発表要旨